リクエストありがとうございます!
そして今日からまたぼちぼち、
更新していきます
『絶対、あなたのせいやからな』
「いや、駿佑のせいやん、」
授業中、たった1度の手紙を渡しただけやのに、先生にみつかり、
あなたと2人で居残り。
できたてホヤホヤと思われる、課題を解く。
「駿佑が手紙渡してこんかったら、居残りなってへんし、」
『あなたがバレんように受け取れば済んだやろ』
“今日一緒に帰らへん?“
勇気だして紙に書いて渡したのに………
「まぁ、結果お望みどおりやろ?」
『は?』
「一緒に帰りたかったんちゃう?2人で居残りなったらもう一緒に帰るん確定やろ」
僕が勇気をだしたのに
簡単にすらっと言った。
モテるから慣れとんやろなぁ…
「手、とまっとるでー?あ、分からんの?どこ?」
わずか、数センチの距離、
横から顔をひょいって、近づけてきた
「駿佑…?聞いとる?」
なにも返答しなかったのを不思議に思われ、
数センチの距離、で目が合った
『……顔、近いねん。キスしよか?』
「はっ、(笑)バカやろ、付き合ってもないんやし。」
『付き合ってたら、いいん?』
「冗談よしてや」
『本気やで。好きやない子に一緒に帰ろなんてゆわへん。』
「…………好きにしろや、もう。」
僕は、少し照れながら、
あなたにキスをした。
「まじでやりおった………」
『好きにしろやゆったん、あなたやん?』
課題を提出して、
恋人繋ぎをして、
思い出し照れながら歩くあなたと
少し勝ち誇ったような僕。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。