第114話

道枝駿佑
12,601
2019/10/17 23:02

リクエストありがとうございます!
遅くなってすみません、(><)














『ももー!』










“あ、パパー!!!“










「もうすっかり、懐いたね(笑)」










『うん、パパやないのに(笑)』















シングルマザーのあなたと付き合いだして
1年。


元々、高校時代の同級生で

成人式の時にはお腹にいた桃。














そしていなかった父親。












その数ヶ月前に交通事故で亡くなった。


あなたは1人で育てると決めた。










“なんでパパは同じ家じゃないのー?“










『んー…………パパはママと桃が幸せに暮らせるように仕事してるからかなぁ』










“なら間違ってるよ??ママ、わたし寝たあと泣いてるもん“










『えっ』










「………桃、知ってたん?(笑)やだなぁ、」












彼を想い、

最初は付き合ってくれなかった。


あの人が忘れられないからって。


OKしてくれた時も、

まだ忘れられてないってはっきり言った。

それでもいいよとは言ったけど。











『あ、よし家ついたぞー、お利口ちゃんは手を洗ってうがいしよー!』










“はーい!“











玄関に入り奥へいく桃。



それについてくあなた。











「……………………ごめんね」










『…………なにが?』










「……………なんでもない、(笑)」










『………………寂しいなら寂しいって言ってよ。俺じゃあの人の代わりにはなれんけどさ、』








「…………………」









『今、言うことやないけど。ずっと幸せに、ずっと傍にいるから誓うから。俺と結婚してください』












「え、」










『分かってる、あなたの中にはあの人しかいないなんて。けど桃のためにも前に進もう?俺がずっとついてるから』









「……………ッ」












“あー!パパ、ママ泣かしたー!!!“










『ちがっ…………』











「…………….桃はパパと一緒に住みたい?」










“住みたい!!!“











「なら、住もっか(笑)」










“ほんと?!やったー!“










『それって…………』










「今日から桃は道枝桃だぁ(笑)」










“みちえだもも!“












かわいい笑顔の娘と

泣き虫なママと


2人を守っていこう。

















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