第39話

井上瑞稀
15,622
2019/02/11 09:45




リクエストありがとうございます( ӧ )











『あなたちゃーん!』











帰り道の途中、

遠くを歩いてるあなたちゃんをみつけて、

大きく腕を振りながら呼んだ










「瑞稀ー!!!!」










あなたちゃんも、僕に気づいて

振り返してくれた、










『今帰り?』










「うん!瑞稀も?」










『そうだよー』










幼なじみの僕達は、
家は隣だけど高校は別々のとこに行った

だから、こうして帰りの時間、行きの時間が
被らない限り、会えなくなった











「久々な気がする、(笑)」










『たしかにねー、(笑)一緒の高校にすればよかった、』










「どうして?」










『あなたちゃんと、一緒に行けるし休憩時間も一緒におれるでしょ?』










中学まで、当たり前だったことが、

今は当たり前じゃなくて

隣にあなたちゃんがいないと、

なんだか物足りないんだよなぁ











「まぁー、はじめて学校わかれたから、寂しいのはあるなー、」










『あなたちゃん、モテるでしょ???』










「モテないよ!!(笑)」











嘘つき、



同じ学校に行った友達から話を聞いたら、


週1ぐらいで、告白されてるらしい。











『……………僕、』











「ん?」










だから、言うことにした。

僕の気持ちを、

あなたちゃんが誰かに取られる前に。










『ずっとあなたちゃんが好きです。学校でモテてるって聞いて。誰かにとられる前に、僕のものになってくれませんか…?』










「………瑞稀以外の人のものになるつもりは無いよ、」










『…………それって…!』











「さぁ、どういう事かなぁ(笑)」











『あ、待ってよ!!ねぇー、言ってよ、』











「やーだ、(笑)」










『けちー』











高校1年の夏が近づいてた時期。

ずっと片思いをしてたのが、ついに実りました。













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