第20話

向井康二
17,813
2019/01/31 23:48


リクエストありがとうございます☆彡.。










「なぁジーコ」










『なん?あなたちゃん』










「うざい、離れて。」










今日は久々のお家デート!

家にくる前、コンビニ寄って
出かけんでいいように
アイスやなんやら買って。







あなたちゃんに会うのも久々やし
やから今抱きついとんやけど、
うざがられました………










『いや、離れたくない』










「人形に抱きついとけ、ほら。」










『人形やなくあなたちゃんがいいのー』










次いつ会えるかわからん、

お互い仕事しよるから

時間合う時限られとって、

やから俺は少しでもあなたちゃんと

触れ合っときたい、











『ん?……………クンクン』












後ろから抱きついとるから

肩に顎のせたらかすかに誰かの匂いがした













「え、なに、くすぐったい、」











『…………あなたちゃん、俺とあってない間、誰かと会った?』










「そやろ、仕事しよるから誰かとなら会うよ」










『なんかな〜、なんか匂うねん、』











「あー、煙草かな、前に同僚とラーメン食べに行ってそこめっちゃ煙草くさいの。まだ匂いついてたんか、」










同僚って、男やんな?

煙草くさいって、男だらけやんな?










抱きついとる力を強くして










『なんで俺と会われへんのに、他の奴とご飯行ったりするん…………』











「………………」










『なんかゆってよ、なぁ。』










「……………寂しかってん。ジーコ会えへんし仕事忙しいし……けど会えへん悲しみは仕事に力入れるしかない思って、やから昼もあまり食わずずっとしよたら同僚が奢るからなんか食いに行こやって……………うわっ」










言い終わった瞬間
あなたちゃんの顔に手添えて
優しく動かして
キスをした










「え、ちょ、」










『寂しかったんやぁ?(笑)』










なかなか寂しいとかゆってくれへんから
嬉しくなって、
少しからかったろ、(笑)












「いや、ちがっ」










『何が違うん?今寂しかってゆーたやん、なぁ?笑笑』











「ばかっ」










照れながらばかっゆって
抱きついとる腕を簡単に崩され
離れたあなたちゃん










『あ、ちょ、どこいくん、』










「ムカつくからジーコのアイス食べる!」










『は、俺のやん、なー!!!!』










「しーらない」










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