第143話

阿部亮平✕生徒、先生
8,843
2020/05/04 06:49

リクエストありがとうございます!
遅くなりすみません!



















「……………先生」









『んー?どした?』









「また女の子にモテてた。」










『ははっ(笑)しょうがないじゃん、冷たくは出来ないし』









「分かってるけど…」










『はい、その話はおしまい。ほら課題やろうよ、ね?』










「………………」











彼女の特権として、
週末は俺の家に来て課題をやる。

他の生徒からしたら羨ましい事なのに
それでも満足しないあなた。


まぁ妬いてくれてると思うと嬉しいけどさ













『…………そこはこの方式を入れて』









「………解けた!」











あなただって他の男子生徒にモテてるのに。

それを俺は大人だからって言い聞かせて
我慢してるのに。










「…………先生?」









『…………2人の時は名前で呼んでよ』









「えっ、」










『なんてね(笑)お腹空かない?何か食べるものあるかなー』









俺は知ってる。

仲がいい男子を名前で呼んでいることを。



彼氏の特権として
呼んでくれてもいいじゃん……









「……………」









『あー、ポテトチップスならあった!食べる?』










「ノートが汚れちゃう(笑)私はまだ課題やるから」











『………なら俺も後にしよ』









「お腹空いたなら食べていいよ?」








『いや別にそこまで空いてないから大丈夫』










あの場を濁すための口実だったし











「先生さぁ、モサ男になろうよ」











『なんで(笑)』









「そしたらモテないじゃん!バレンタインとか行事とかみんな先生にいっちゃうから」








『モサ男にになったら授業も相手されなくなるからやだよ(笑)』










かっこいい先生と

陰キャなみための先生。


授業受けるならかっこいい先生のがいいよねーなんて。










「たしかにモサ男の先生はやだなぁ、遊んじゃう」







『こら(笑)』









「でも先生、狙われてんだよ?知ってる??」







『え、誰に?』









「女子生徒に。文化祭で告白する!とか騒いでる子ばかりだよー、私のなのに」










『へぇ〜、あなたのなの?』









「そう!先生は私の先生!」








『先生なんだ』










彼氏じゃなくて。



なんかちょっと嫌だな。

床だけど押し倒さなきゃ















「…………わっ、」








『あなたはさぁ、俺の事どんな風に見てんの。先生?彼氏??』









「………ッ、」










『先生としてなら危機感ないね。男と女なのに』










耳元で囁いて

上半身の服に手をかければ


あなたの手に捕まった









「………、先生すきとかあまり言わないから私のこと嫌いかと思った…」










『…………好きに決まってんじゃん。俺わりと妬いてんだから。』









そっか、あまり信じられてなかったんだ







なら信じてもらえるように

おでことおでこをくっつけて











『俺が好きなのはあなただから。女子生徒に告白されても好きになれないし。他の先生でも同じ。』








「先生、顔が近い……」









『先生じゃないでしょ。』










「………亮平っ」








『よくできました(笑)』











しょうがないから

学校にいる時は準備室へ来るよう指示しようかな

抱きしめて充電して

他の男子生徒にマウントもとろ




















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