リクエストありがとうございます!
遅くなってすみません、(><)
『ただいま〜………………あれ、』
仕事から帰ったら
家の中は真っ暗。
あなたちゃんはどこ…?
『あなたちゃん………?』
どの部屋を見ても、いない。
クローゼットの中にも、いない。
『……………すぐ、帰ってくるよね、』
嫌な予感は、する
だけど、そんなの気のせいだ。
そうだ、ご飯を作って待ってよう。
お風呂を洗って、ためて
帰って来た時、すぐ入れるようにしとこう。
早1時間か経過して、
時刻は夜の22時。
あなたちゃんはまだ帰ってこない。
そんな中、玄関のチャイムが鳴った
『あなたちゃん……!!!』
急いで玄関にいって、
ドアを開けたら、
『飛貴………?と、あなたちゃん??』
飛貴の後ろに、あなたちゃんが、いた
なんで…?
飛貴『さっき駅で会ったから夜危ないし送りに来た!!那須くん呼びなよって言ったけど迷惑かけるからいいって(笑)』
『あぁ………そうなんだ、』
じゃあ俺帰るね!って
去って言った飛貴。
少し気まずい空気が流れる
俺とあなたちゃんの距離。
『…………おかえり、入りなよ』
「た、ただいま………うん、」
なんと声をかけたらいいのかな、
どうしたらいいんだろう、
「ご飯………作ってくれてる、ありがとう……」
『別に………』
「……………ッ、ごめんね遅くなって……仕事でミスしちゃって、残業しなくちゃいけなくて……」
『……………そう、だったんだ。お疲れ様』
「雄登も仕事終わって疲れてるのに、ありがとうね、」
『………………』
『…………寂しかった』
「………」
『いつも帰ったらあなたちゃんいるのに、おかえりってかわいい笑顔で言ってくれるのに、今日はいなくて、連絡なしで………ご飯作ったりお風呂を洗ってたりしても帰ってこなくて、怖かった、』
「……………ごめんね、」
『次………次からは連絡、ください。俺、あなたちゃんいないと無理だから、、、』
あなたちゃんを抱きしめて、
もう今日みたいな事はありませんようにって想いを込めて。。。
『……………あ、そうだ。迷惑じゃないから、まじで連絡して。たとえ相手が飛貴でも他の男とは歩かないで。仕事以外。』
“………一緒にお風呂入ろう“
って耳元で囁けば、
小さくうなづいた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。