第38話

室龍太
13,125
2019/02/10 14:27


リクエストありがとうございます( ¨̮ )












「……………なんでおるん、」










『別に、たまたま通りかかっただけや、』








1週間前に、あなたと喧嘩した。

お互い、連絡もせんと時間が経った。


少ない記憶を頼りに

今日あなたバイトやったよなって勘できた。


バイトあがりに店から出てきたあなたは

男とでてきて、

俺に気づいて、男は空気読んで帰って

今に至る。












『誰なん、あいつ』











「室くんには関係ない」









“室くん“





付き合いだして、初めてそう呼ばれた

いつもは名前やから。










「じゃ、うち帰るから」










『あ、ちょ待ってや、』








あなたは

俺の言葉を無視して歩き出した、












『待ってて………………なんで泣いとん?!』











「うっさい、ばか…………」










あなたに追いついて、

肩を掴んで止めさせて、

顔みたら泣いとった。


なんで…?











『なんで泣いとん…』











「泣いてないわっ!かえる!」










『……………あかん、』











あなたの腕、つかんで。

タクシー捕まえて、

俺の家に。



嫌がるか思ったら、嫌がらんし

なんか大人しいし、



なんなんほんまに…











『………入って』











俺の家ついて、

気ついたらあなたはもう泣き止んでた。











「…………るーたくんのばかぁぁぁぁ泣」










と、思ったら急に号泣しだして、


あの、某アニメ映画の、迷子みたいな子の泣き方()










『なんで泣いとん???ん?』










床に、ちょこんと座って泣くあなたの前いって

俺も座ってあなたをみる











「全然っ連絡、こんし、うち嫌われたんかなって、毎日心配でっ。うちが子供やから嫌われたんかなって泣……」










喧嘩の理由は、

俺がたまたま女の人と食事しよるのを
あなたがみて、

俺はただの仕事仲間やゆーてんのに
あなたは、ちゃうとか絶対あの人俺を好きやとかゆうから
もう、なんかしつこいから
じゃあお前も男と食事せえやって強くゆって
そうゆう問題ちゃうやん!ってゆわれて


まぁたしかにちゃうし、
他の男とご飯なんか嫌やし、

でも出した船は簡単にあげれんくて




ならもう好きにしろや!!!!って
怒鳴って、終わって
はじめて1週間、連絡無し。





それが、不安やったんやて、(笑)











「……~寂しかったから、うちも男とご飯食べたっ」










『は?』










待て。なにをゆっとん、










「でも!でもな、やっぱ、るーたくんやないとあかんなって。楽しくないなって、思ってん。やから仲直りしたくて……………ンッ」










あなたの顔をそっと触って、

唇に触れた。











『寂しいなら連絡よこしてや…男とご飯行かんでや…………』











「るーたくんがゆったんやん。いけって」










『そやけど。あれは本音やないの。ただ口が走っただけなの。やから行かんといて?』











「いやだ、いく。」










『おまえっ』










「るーたくんが嫉妬してくれるから、いく!!!!(笑)」










さっきまで、号泣してた子が

今は少し意地悪な微笑みをして。










「んにゅっ」










ムカつくから、ほっぺ押さえてやった。










『俺、嫉妬して、相手を殴るかもしれへんよ?人の女になに手出しとんやって』










「るーたくん、やんちーやもんなー」











『ヤンキーちゃうわ、』










「せやなぁ…るーたくんはうちの王子様やもんなぁ」











ほっぺ押さえとる手をとって、

見つめ合って、












「『………………(笑)』」










笑いあった。










「よし、仲直り!」











『さっきまで、号泣してたん、誰や、(笑)』











「るーたくんが悪いの!!」










『はいはい、ごめんなさいね、(笑)一緒に風呂入るか?』










「はいる!!!!」










1週間ぶりの、あなた、

離れてた分、埋めるように

愛し合った











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