第29話

Ver.29
3,508
2019/05/07 22:04
陸side




後日






《あっあっあっ·····んっ、やぁ、もっ…むりっ、》
《んっ、ほら早く…イケよっ、》








青山陸24歳。

せっかくのオフなのに暇すぎてやることが無い末、
何をしようかと迷いたどり着いた結果がこれ、





あ、彼女とヤってる訳じゃないよ?






まぁつまりAV鑑賞会をおひとり様でやってます。




あなたは家の家事をしていてリビングには俺1人。




にしてもこのカップル、めっちゃ激しいじゃん·····







·····変な気分になるっつーの…





あなたおいで、ヤろ。
·····なぁんて今日は口が裂けても言えない




今日は少しご機嫌ななめらしくて






濱下
濱下
りっくん、りっくん!
陸
あっ、はい、なにー?
濱下
濱下
ごめん、ちょっと手伝って
陸
あいよー



この時俺がもっと気をつけていれば·····
恥ずかしい思いしなくて済んだのに。


マジでやらかした







あなたside


今日はね少し機嫌悪い



まじで笑が意味わかんないの




それで少しりっくんに当たっちゃった·····





只今絶賛美味しがしい私、
せっかくりっくんがオフなのに·····。

色んなことが重なりに重なって、
昨日と今日の分の家事をやってる







ちなみに、りっくんに今日は手伝わないでって言ってある。だって毎日ハードな仕事をしてきて疲れてないわけないし、
オフの時くらいはしっかりと体も休めないと
って思ったけど·····





うわ、最悪。柔軟剤がない…詰め替え用まだ入れてなかったんだ·····
手は洗剤でベタベタで、周りの物が触れない状態。




どうにか出来まいと悩んだんですが·····






ごめん、りっくんちょっとだけだから…!








濱下
濱下
りっくん、りっくん!
陸
あっ、はい、なにー?
濱下
濱下
ごめん、ちょっと手伝って
陸
あいよー



欠伸びをしながらやってきた彼。
入れ替えしてくれる?と言うと素直に受け入れてくれた。







陸
あと、俺がやるわ
濱下
濱下
えっ、いいよ!私·····
陸
あなたもたまにはちゃんと休んで
陸
ってことではい、あっち行く。
濱下
濱下
はい·····ごめんねりっくん、
濱下
濱下
ありがと
陸
ん。




お礼を言い、リビングに戻る。




ソファーに座ろうとすると目に入ってきたのはりっくんのスマホ。





あーあ、つけっぱなしじゃん。消さないとバッテリー減っちゃうよ·····








そう思い、りっくんのスマホを手に取ると映し出されていたのは。

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