あなたside
「あなたちゃんが好きなの」
いきなりでびっくりしてまだ頭がついていかない
ラウール「ごめんね」
ラウールが走って帰ってしまった
ラウールを止めないといけないのに何も言葉が出てこない
あなた「っ....」
その場にずっと突っ立っていたら、通りすがりの人に変な目で見られて、恥ずかしくなって急いで帰った
あなた「....ただいま」
蓮「おかえり、楽しかった?」
あなた「うん...」
蓮「......そう」
そのまままっすぐ自分の部屋に向かった
ポスッ
ベットに倒れ込んだ
ずっと弟のように思っていたラウールが急に大人に見えた
でも泣かせてしまった
大切な、大好きな、幼なじみを私のせいで泣かしてしまった
あなた「...なんで...グスッ」
私もなぜか目から涙がこぼれ出した
コンコンッ
蓮「入るぞ」
あなた「ダメッ」
蓮「やだ」
お兄ちゃんが勝手に部屋にはいってきた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。