あなたside
阿部「おかえり〜」
あなた「あっ....た、ただいま?」
蓮「阿部ちゃん今日仕事だからそれまでお茶でもしようかって呼んだの」
阿部「お邪魔してます」
あなた「全然!ゆっくりしてってください!」
阿部「ありがとう笑」
蓮「でも阿部ちゃんもう時間あれじゃない?」
阿部「ほんとだ!じゃあもう行こうかな」
あなた「えっ.....」
今帰って来たばっかりなのにな...
阿部「あなたちゃん達がいいならまた遊びに来てもいい?」
あなた「えっ?...あっはい!来てください!」
阿部「ふふっ笑ありがとう(*^^*)」
もしかして心の声もれてた?
はずっ//
阿部side
阿部「今日はありがとね!」
蓮「俺も懐かしい話できて楽しかった笑また会おうね」
あなた「ぜひまた来てください!」
阿部「うん、ありがとう笑」
蓮「じゃあ先生頑張ってね笑」
阿部「うん行ってきます!」
そう言って歩き始めた
ふと後ろが気になって振り向くと
あなた「あっ...」
めめはもう中に入ったのかあなたちゃんだけまだ外にいてあなたちゃんと目が合った
そしてめっちゃ手を振ってくれている
あなたちゃんにつられて俺も手を振る
でももう時間だからまた歩き始める
角を曲がる時、もしかしたらまだ...
別に求めてるわけじゃないけど!
もしものために..
あなた「手を振っている」
阿部「////」
笑顔で思いっきり手を振ってくれるあなたちゃんにドキッとしたのは気のせいだ
俺はあなたちゃんに悪いけど見てなかったことにして手を振り返さずに帰った
もし今あなたちゃんの方を見たら顔が赤いのがバレてしまいそうだから
歩くスピードを少し速めながら角を曲がった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。