あなたside
こうなるんだったら昔からお兄ちゃんに友達のこと詳しく聞いておくんだった...
あなた「でも誰も予想外の出来事だもんなぁ」
ピコンッ
携帯の音がなった
あなた「誰だろ」
画面には
『りょうへい
阿部です!お兄ちゃんからあなたちゃん
のLINEもらったよ!今日は色々話せてたの
しかった!またいつか遊ぼうね♪』
なにこれ
阿部りょうへいって阿部先生のこと?
じゃあコレは阿部先生のLINE?
まぼろし?
いや、現実だ
待って、お兄ちゃんからもらった?
バンッ!
あなた「お兄ちゃんどういうこと?!」
蓮「ちょっノックしろよ!あなたがいっつも言うくせに」
あなた「そんなのどうでもいい!これどういうこと?」
蓮「えっ?あぁ阿部ちゃんからきたんだ」
あなた「お兄ちゃん教えたの?」
蓮「うん、言うの忘れてた笑」
あなた「笑じゃねーよ!てか無許可だからね?私聞いてないよ?」
蓮「だってあなたに聞いたらどうしようかなとか言って決まらないでしょ?協力するって言ったじゃん」
あなた「でも許可を取りなさい!許可を!まぁありがたいけど...//」
蓮「それは俺が悪かった、でも嬉しいんでしょ?ならいいじゃん!」
あなた「てかなんて返事すればいいの?!」
蓮「普通にすればいいでしょ笑」
あなた「でもまだ既読つけてないし、すぐに返した方がいいの?でも早すぎ引かれない?でも遅すぎるのも迷惑だし...」
蓮「阿部ちゃんそんなの気にしないと思うけど笑」
あなた「え〜じゃあ...」
10分後..
蓮「どんだけ時間かかってんの笑」
あなた「できた!私も今日楽しかったです!またいつか遊びましょう!でいいと思う?」
蓮「いいんじゃない?」
あなた「えい!送信!」
あなた「あ!阿部先生からスタンプきた!ねぇ何のスタンプ送ったらいいと思う?」
蓮「めんどくせぇ笑」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。