あなたside
ガチャ...
ゆっくりとドアが開いた
ラウール「中...入って..」
あなた「うん...おじゃまします...」
ラウール「そこらへん座っといていいから...」
あなた「うん」
ラウがお茶を入れて持ってきてくれた
ラウも座って沈黙が続く
私が来たんだから私から喋らないと
よしっ言おう!
あなた、ラウール「あのさ!」
漫画でしか見たことなかったけどキレイにかぶってしまった
ラウール「あぁ、ごめん💦」
あなた「こっちこそごめん💦」
ラウール「先に..どうぞ」
あなた「じゃあ......」
まずはラウにこの前の返事をしないと
あなた「えっと...この前はちょっとびっくりして頭が回らなくって何も言えなくてごめん。でもありがとう、すごくうれしかった」
ラウール「うん...僕もごめん、急に言っちゃって」
あなた「っと、返事...のことなんだけど」
ラウール「うん..」
あなた「ごめんなさい」
あなた「私はラウのことずっと弟みたいな感じにしか思ってなくて、大好きなんだけど、友達として大好きで...だから、ラウとはずっと友達でいたい」
ラウール「うん....分かった」
あなた「うん....」
ようやく返事を返すことが出来た
私はラウールのことが大好き
でも友達として
またさっきと同じように沈黙が続いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。