ラウールside
いつもより少し早めに家を出た
だからいつもより早く学校に着いた
友「ラウール!久しぶりだな!」
ラウール「お!おはよう〜」
友「今日なんか早くね?」
ラウール「早く準備できたから早く来ちゃった笑」
夏休み明けで久しぶりに会ったクラスの友達と色々話をして時間をつぶした
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなったから席に座って先生が来るのを待つ
僕は窓側の席だから外がよく見える
今日もよく晴れてるなぁと思いまどの外を見た
すると学校にすごいいきおいで走ってくる女の子が視界に入った
あなたちゃんだった
今日朝何も言わずに1人で学校に来てしまったこと
あなたちゃんには本当に申し訳なく思ってる
とても悪い事したなと罪悪感がわいてくる
あなたちゃんは優しいからきっと僕のところに来てくれると思う
どんな顔をしよう
どんなこと言えばいいのか
なんて考えていたらあっという間に授業が終わって昼休みになった
クラスの友達とお弁当を食べた
けどなかなかはしがすすまない
友「ラウール今日元気なくない?体調悪いの?」
ラウール「うっううん!そんなことないんだけど...あんまり食欲なくて💦」
友「保健室行ったら?」
休み明けの学校ってめんどくさいから今日くらいズルしちゃおっかな
まだお弁当は残っているけど保健室に行くことにした
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。