『あ、そういえばゆんちゃん。』
🐭「おう、なんだ?」
『うちのクラスに教育実習生来た。』
🐭「男?女?」
『男だけど兎みたいな人だよ。』
🐭「なにそれ、半分女じゃん( ˙-˙ )」
『違うよゆんちゃん、なんか初日からめっちゃみんなに人気なの。』
🐭「そうか」
🐭「その兎男許さねぇ( ˙-˙ )」
『え、なんで( ˙-˙ )』
🐭「俺の心臓ことあなたを落とす可能性があるから( ˙-˙ )」
『ねぇなにそれ』
🐭「だめ、許さない。そいつ動物園に返さないと( ˙-˙ )」
『やめて( ˙-˙ )』
🐭「なんだとっ!お前もしやもう催眠術に」
『ねぇ、違うから( ˙-˙ )』
🐭「そうか、良かった( ˙-˙ )」
『なんでそんなに必死なのさ( ˙-˙ )』
🐭「だって好きだもん( ˙-˙ )てか、こんな女、物好きでも好きになるやついねぇからまぁ………」
🐭「ずっと俺のそばに置いてやってもいいぞ?笑笑」
『ねぇ、やっぱり兎さん好きになっていい( ˙-˙ )』
🐭「ねぇ、それは酷い( ˙-˙ )」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。