7月12日金曜日
今日は少し寝坊しちゃって、行くのが遅くなってしまった。
あなた「お待たせ、お母さん。」
夜久真実「もー、遅いから心配したんだよ!」
夜久真実「なんて言っちゃって。毎日来なくてもいいのに……」
あなた「ダメだよ!絶対に毎日来るって決めたもん!」
そう言うと、お母さんは笑ってくれた。
この日の帰り、看護師さんに話しかけられた。
看護師さん「夜久さん、いつも大変ね。」
正直、そんな言葉は言われたくない。
全然大変じゃないし、むしろもっとやるべきだと思う。
看護師さん「学校まで休んで……。何かあったら、いつでも頼ってね。」
あなた「はい!ありがとうございます。」
でも、看護師さんに悪気はないのを知っているから、何も言えないかな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。