夜久衛輔Site
あなたは、叫びながら病室へ。
研磨は、何やら考え事をしている。
俺はというと……母さんが、心配だった。
昨日合ったからいいものの、急変する可能性だってある。
いくら義理だからといって、大切な家族である事に変わりはない。
あなた「お母さん!
……おかあ、さん……………?」
あなたの声が、絶望に変わった。
?昨日までは、元気だったぞ?
……まさか!
様態が急変した!?
俺は、覚悟して病室を覗いた。
そこには……睡眠を取っている母さんがいた。
あなたSite
「お母さん!!」
私がそう叫んで病室にはいると、寝ているお母さんがいた。
死んで……ないよね?
「…お母さん……?」
死んでないよね!
死んでないよね!!
駆け寄ると、正常に息をしているのが分かる。
……寝てるだけ?
そう思うと、全身の力が抜けた。
思わず倒れ込みそうになった私を、研磨が支えてくれる。
あなた「ありがとう。」
孤爪研磨「ううん。おばさん、良かったね。」
あなた「うん!」
本当に良かった……。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。