7月8日月曜日
お母さんが倒れてから1週間。
あれから、お母さんは元気だ。
もうすぐ死ぬなんて、考えられないくらい、元気だ。
それと、昨日日記を書いたあと、大地さんに連絡しました。
あなた「もしもし……」
澤村大地「……あなたか?ほんとに?」
あなた「は、はい。お久しぶりです……ね?」
電話越しに伝わってくる、大地さんの圧に圧倒される。
澤村大地「久しぶりだな。なんで連絡がなかっただ?」
あなた「えっとですね……そ、それどころではなくて」
澤村大地「はぁ。」
ため息が聞こえる。
なんか、ごめんなさい。
澤村大地「日向が孤爪の連絡知ってたから良かったものの!ちゃんと連絡をしなさい!心配するでしょうが!」
あなた「は、はい!分かりました。」
こ、怖い(∩´﹏`∩)
澤村大地「次回から、ちゃんとしろよ。」
あなた「はい!」
澤村大地「それと、お母さんにちゃんとついてやれよ。」
あなた「はい!」
澤村大地「じゃ、おやすみ。」
あなた「はい!おやすみなさい!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。