あなたと廉の場合。
学校の帰り 。
それは突然起こった 。
『 ねぇ、れーんー 』
永瀬 「 なん 、」
『 ダッシュ 。(ボソ 』
永瀬 「 は? 」
『 いいから、早く走って! 』
永瀬 「 お、おん? 」
私は すぐに 廉の 腕を 掴んで
走った 。
・
『 とりあえず、私の家入って! 』
永瀬 「 おん? 」
私は 廉が 家に 入ったら 、
ドアの 鍵を 直ぐに 閉めた 。
『 れん、今から家中の窓と鍵とカーテンを閉めて。 』
永瀬 「 はぁ、?」
『 いいから急いで! 』
永瀬 「、俺2階やってくる 。」
そう言うと 私達は ダッシュで
家中を 駆け巡り、家の中の
窓、カーテン、鍵 を閉めた 。
・・・
永瀬 「 閉め終わったけど? 」
『 んじゃ私の部屋に来て! 』
『 大事な話がある。』
〜あなたの部屋〜
永瀬 「 で、大事な話って? 」
『 … 私達の跡をつけてる人がいた。 』
永瀬 「 そんなんあなたの見間違いちゃうん? 」
『 ちがう、靴箱からずっと、 』
『 それに私さ、たまに後ろを振り向いてたでしょ? 』
永瀬 「 おん、」
『 着いてきてるか確認してたの。 』
『 … 振り向く度にその人との距離が近づいてた。』
『 だから、走ったの。 』
『 嫌な予感しかしなかったもん。 』
永瀬 「 … … 」
私が 話終わり 、少しの 沈黙が 出来た 。
その時 スマホの 着信音が 鳴った 。
ブーブーブー🎶
永瀬 「 ん?俺の携帯やな、 」
そういい 廉は スマホを 取りだした 。
数 十 秒 後 。
永瀬 「 なんなんこれ。」
永瀬 「 ちょ、あなたも見てや 」
『 ッ う わ 。』
そこには、なんとも 奇妙な事が 書いてあった 。
『 11日の夜に月島高校に来い。』
『 来なければお前は皆殺し。』
永瀬 「 いたずら…やんな? 」
『でも、イタズラにしたら変じゃない? 』
永瀬 「 ん? 」
『 私達が帰る所を盗撮されてる。 』
『 それも今日の事。』
永瀬 「 ッ、それじゃっ! 」
『 着いてきた人がこれを送ったんだよ。』
永瀬 「 … … やばいやんコレ 」
『 れん、怖いから一緒にいよーよ。』
『 1人で居たら危ない気がする。』
永瀬 「 思った 。」
『 んじゃもう外も暗いし私の家に居てよ。 』
永瀬 「 今から外歩いたら確実に狙われるやろな 」
『 うん、』
永瀬 「、どーする?夜行ってみる? 」
『 行くだけ行く? 』
永瀬 「 そーしよか。 」
『 、だね。 』
こうして 私達は 夜に
月島高校に 行くことにした 。
NEXT↪︎次は 海人と紫耀の場合 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!