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第3話

出発準備!
取り敢えずニコ動で「まふまふ」と調べる。
まふくんの代表曲とも言える「ロストワンの号哭」。
なんの迷いもなく、流れるような動作で再生する。
思わず、イントロ部分にハモリを入れてしまうのは歌い手の性だよ、仕方ないね。
相変わらずの高音だなー、ってありきたりの感想。
ほんとにミックスボイスがしっかりとしていて、うん、好き。
私って変なところで語彙力なくなるんだよね不思議。
るよな
るよな
服、どれにしよーかな。
あんまり服とかに関心は持たないけど、やっぱり成人してるからね。
外に出るときはきちんとしないと。
今は夏。
外に出ると汗が滲む。
が、私は敢えての長袖。
だって日に焼けたくないじゃん。
今日の格好は、青いシャツに紺色のジレ。
そしてジレと同じ素材の紺色のスリムパンツ。
首元には銀に鈍く光る十字架のネックレス。

うん、男性っぽいけど気にしちゃ負けですね。
着替えも終わったところで、PCを立ち上げ、Twitterを見る。

推しのツイートに一通りふぁぼったところで時計を見ると9時。
そろそろカラオケいこっかな。

私の家は駅の近くで、1人暮らしの癖に一戸建て。
家賃が馬鹿になんないです、しんどい。
話を戻すけど、駅の近くってことはカラオケがたくさんある。
いっつも行くところは一番近くて、平均よりも値段が安い。
常連だから、顔、覚えられちゃってるんですよ。
店員さんとも仲いいしね。
カラオケ店で店員さんと仲がいいって、珍しいんじゃないかなぁ。
とか思う。
まぁ、そんなのは置いておくとして。
スマホの音楽アプリを起動し、ヘッドホンを着ける。
かけた曲は勿論まふくんの歌ってみた。
黒いスニーカーをつっかけて、鍵を手に取る。
ドアを開ければ、日の光があまりに明るくて、思わず目を細めた。
うーん、目が痛い。
サングラスかけた方がいいかなぁ。
玄関近くに置いてあるサングラスを手に取り、玄関にある鏡で全身のコーデをチェックする。
大丈夫だね。
るよな
るよな
いってきまーす。
誰もいないけど、絶対に言うようにしてるんだ。
なんでかって?
こわーいこわーいお母さんの遺言だからだよ、さ、出発だぁ!

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詩暗(しあん)
詩暗(しあん)
地雷ナシ。中学生。
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