第2話

第一章 赤葦×木葉
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2021/04/03 03:34 更新
赤葦視点





すぅ、と目を開けてまず視界に飛び込んだのは、愛しくて堪らない恋人の寝顔




見惚れるほど綺麗な金髪に、長いまつ毛


細い髪から覗かせた白肌は心を抉っていくような感覚に陥らせた







この人は自分の恋人であると鼻を高くできるほどに、美しい人だ



とても綺麗で、自慢の__…




「…ん、………?」


「…おはようございます」


「…んー、
……おはよぉ」




心地の良い、鈴を転がしたかのような華麗な声色


きっと、貴方にしか出せない色






朝起きてこんなだなんて、俺はなにか前世に良い行いでもしただろうか



なんて、ふざけて。






動く度にシャカシャカと音を出すシーツに紛れて、額に唇を落とした




「んは……なんだよ」


「いえ。 」




擽ったそうに、少し眠たげに。





にししと笑う姿とともに細められた瞼から除く瞳に心を奪われた


なんとも、愛しい





「…はぁ、こんな幸せでいいのか」





独り言気分で呟いたその言葉を、俺の恋人は優しく拾い上げた




「俺も、いっつも思う。
毎日赤葦と迎える朝が、こんなにあったかくていーのかなーって」




かわいい(迫真)






カーテンから漏れる陽射しが暖かくて、あなたの髪の毛がさらっと靡く




今だから味わえる幸せの形を噛み締めて、自分より一回り小さい体をそっと抱いた




「なーに」


「…ふふ、何もないです」


「そんなわけねーだろー。
ほれ、吐け吐け」




寝起きで舌っ足らずな可愛い自慢の恋人


ほわほわした雰囲気を醸し出して俺の部屋着を握る姿は1級品並の様になる






誰にも渡さないし、渡したくなんてない


もし貴方が俺の事を嫌うのなら、一生分の後悔を抱えるだろう





来る者拒まず去る者追わず、とかなんとかいうけれど

去る者に異様な執着がある場合はどう凌ぐというのだろうか






まぁ、あなたに尽くしたいだけだからなんでもいいです




「木葉さん、好きです」


「俺もー。けどもう一声!」


「…愛してます」


「ふへへ、俺も愛してるよ」




こんなに柔らかくてデレデレなのは、このひと時限定で、朝特権の幸せ







こんな日々を、毎日





普通じゃ味わえない、2人で作る幸せの形を










「ずっと一緒ですからね」


「なーに今更。当たり前」








あなたと俺で、これからも。










_________赤葦×木葉『幸せの朝』

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