あなたside
依頼が終了し、また平凡な日々が始まる
今日もふっかとめめと書店を回す
お客さんも結構来てくれて、なかなかに稼げている
ピコン、と突然私の携帯がなる
実は依頼の受け方を少し変えた
依頼人だからって信用するのも危ないからと、ゆりが掲示板に書き込んでもらうのはどうかと案を出してくれた
それを最近実行し始めたところだった
また私たちの殺し屋としての生活が始まる
それはなかなかにスリルがあり、やめようと思ってもやめられないものだ
3人で笑い合いながら片付けをする
店を閉め、みんなが待っている家に帰る
外は綺麗な夕焼けで染まっていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。