第56話

#43
877
2021/08/19 00:20
あなたside
依頼が終了し、また平凡な日々が始まる
あなた
ふっか、この本ここでいいんだよね?
深澤辰哉
うん
目黒蓮
ふっかさん、手伝いましょうか?
深澤辰哉
ありがと、助かる
今日もふっかとめめと書店を回す
お客さんも結構来てくれて、なかなかに稼げている
あなた
そういえば舘さんにカフェやらないかって滝沢くんからお誘い来てるらしいよ
目黒蓮
舘さんやりたいって言ってたしよかったね
深澤辰哉
てか、滝沢くんが店用意してくれるって流石だわ~
深澤辰哉
舘さんがカフェやることになったらここから1人くらい引き抜きされるの?それは嫌だ
あなた
大丈夫、不定期手伝い組がカフェの方に行くって言ってたよ
目黒蓮
それはよかったっすね
ピコン、と突然私の携帯がなる
あなた
阿部ちゃんからだ、新しい依頼来たってさ
目黒蓮
よっしゃ!
深澤辰哉
それにしても掲示板に書き込んでもらうのは楽だね~、身バレの心配ないし
実は依頼の受け方を少し変えた
依頼人だからって信用するのも危ないからと、ゆりが掲示板に書き込んでもらうのはどうかと案を出してくれた
それを最近実行し始めたところだった
深澤辰哉
多分今日会議だから早めに閉めるか
目黒蓮
はーい
また私たちの殺し屋としての生活が始まる
それはなかなかにスリルがあり、やめようと思ってもやめられないものだ
深澤辰哉
あなた何ボーッとしてんだよ、片付けするよ
あなた
ごめんごめん、考え事してた!
目黒蓮
どんな考え事?
あなた
次の依頼はどんなのかなって!
深澤辰哉
あなたさ、よくこんなに楽しめるよね
あなた
だってこの仕事は天職だからさ!
3人で笑い合いながら片付けをする
店を閉め、みんなが待っている家に帰る
外は綺麗な夕焼けで染まっていた

プリ小説オーディオドラマ