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第1話

1 Ⅰ
5,456
2019/02/10 07:29
何となくで生きている



父も居ないし母も家に居ない



居るのは祖母だけ



病気持ちだから外で遊ぶ事なんて出来ない



1人で孤独の人生に何かを思ったりはしない



何となくで生きるしかない



何となくで子供を助けた



そしたら右眼を失った



母に心配を掛けた



入院もした



馬鹿な娘で本当に申し訳ない



母は母なりに私を愛してくれた



定期的に病院に行く事も欠かさなかった



お金も無いのに……



小学生の時も入院した



学校にはほとんど来なかった



そのせいで友達0人が小学校で達成された



1人で居たらいつの間にか3年が終わり



中学校でも友達0人達成



高校生になり身体も良くなってきた



なのに入学して4ヶ月で子供を助け入院



右眼も失い病気も悪化



2年間ほとんど学校に行かず



友達0人



高校2年の終わり【眼帯】【マスク】で登校



完全に浮いた



友達も出来るはずもなく



そのまま終わるかと思えば



生徒会役員を決める推薦が行われた



意味の分からない私を推薦



トントン拍子で生徒会の【書記】に



生徒会何て適当にやればいい



と簡単な思いと



私以外にも女子生徒も居るだろうと思って



生徒会室に入れば女子生徒は居ず



男子生徒ばかり



さすが友達0人だなと思いつつ



生徒会の皆さんと挨拶



はぁ…挨拶で分かった



最悪な人生の幕を開けてしまった(気がする)

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