第26話

twenty-five
48
2022/06/03 15:00
注意

分からないけど、もしかしたらグロ無理な人ちょっと無理かもしれないです。


僕は大丈夫だと…思います。


自己責任でお願いします。








フェーラル王国 キュエラVSレナトゥス
キィッ…カンッ…
レナトゥスがキュエラへ攻撃を仕掛け、
それをキュエラが流す。
その隙に片方のダブルセイバーで攻撃を仕掛け、
レナトゥスに流される。
ここ数分、ずっとこの繰り返しだった。
ただダブルセイバーと薙刀がぶつかり合う音、呼吸音だけが響く。
お互いが言葉を交わしても無駄だと判断しているからだ。
目の前の相手とは、違う世界で会ったって、転生したって分かりあえないだろう。
そう、感じていた。
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
(…痛ッ…)
キュエラはレナトゥスの攻撃を流してはいるが、全て流しきれているわけではなかった。
一撃一撃が重い。
毎回毎回、痛みと疲労感を与えてくる。
その時、レナトゥスがキュエラの片方のダブルセイバーを弾いた。
キュエラはなんとか浮いた片方のダブルセイバーをすぐに取ることができたが、
レナトゥスは斬りかかろうと薙刀を振りかざしていた。
キィィィッッ………
高い音をたててダブルセイバーと薙刀がぶつかる。


鍔迫り合い、というやつだ。
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
(ここだ。)
そう悟った。
何処か余裕な笑みを見せ、キュエラは言った。
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
もう、終わりにしよっか。
次の瞬間、キュエラの顔はがらっと変わり、ガゴッ…と、“何か”が落ちる音がした。
レナトゥス
レナトゥス
…ッ!
レナトゥス
レナトゥス
_______いいんっすか、それで。
負けを認めたのだと、そう思った。
思って、しまった。
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
キュエラは片方のダブルセイバーを投げる。
レナトゥスはそっちへ目がいってしまう。
__それが、キュエラの狙いだとは気づかずに。
シュルルッ…
何かが解ける音がする。
レナトゥス
レナトゥス
ッッッッッ?!!?
キュエラの右目に巻きつけられていた__包帯だ。
気づいても、もう遅い。
レナトゥス
レナトゥス
う”っ…………?!
レナトゥス
レナトゥス
あ…あ”あ”あ”あ”あ”
レナトゥス
レナトゥス
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ッッッッッ!!!!!!!!!!
死の恐怖を急に与えられ発狂する。
レナトゥスはしばらく叫んだ後
バタッ………
倒れた。
息は………………ないようだ。
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
(よかっ………た。なんとか、なっ…?!)
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
カハッッ…
口から血が出る。
視界が…霞む。
バーベリ・キュエラ
バーベリ・キュエラ
……
二人は………私より強い…きっと…大、丈夫。
バタッ…………
キュエラは酷い疲労感と体力切れ、痛さ、血液不足など様々な理由で____
気絶、した。



フェーラル王国 霧矢VS黎離
ドゴォン
外から大きな爆発音がする。
月見 琴音
月見 琴音
あ”ぁ”っ”っ”っ”
琴音の叫び声が聞こえる。
ふぁるふぁーく
ふぁるふぁーく
あHaHAハハH∀ハhaHaハHaHAハハH∀ハhaHaハ!!!!!!
ふぁるふぁーくの狂った笑い声が聞こえる。
ドゴォン
再び爆発音が聞こえる。
黎離
黎離
(琴音ッ…ふぁるふぁーくッ…………)
窓から少し見える。
蕃茄がふぁるふぁーくの貢ぎ物に当たり、その隙に琴音が血を流し、蹌踉めきながらも蕃茄の方へ向かうところが。
そしてそれは、黎離だけではなかった。
東雲 霧矢
東雲 霧矢
(させるか。)
霧矢は素早くピストルを取り出し、外へ向けて撃つ。
黎離
黎離
ッッッッッ!!!!!
その行動の意味を理解する…
理解してしまう黎離。
咄嗟に叫ぶ。
黎離
黎離
琴音ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
だが声より銃弾が早い。
銃弾は真っ直ぐ琴音へ向かう。
月見 琴音
月見 琴音
(なんか…聞こえた…?いやもう何も…聞こえないし見えない…)
とりあえず蕃茄の飛ばされたであろう場所へ進むが……………
月見 琴音
月見 琴音
ッ…!
一瞬。
一瞬の痛覚と、頭を何かが通るような不快感を感じて_______
その場に倒れた。
頭から出た血が地面を赤く染めていく。



そして外からレナトゥスの叫び声が聞こえる。
レナトゥス
レナトゥス
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ッッッッッ!!!!!!!!!!
霧矢は理解する。
キュエラがミギメを使って絶命させたのだと。
東雲 霧矢
東雲 霧矢
はは、お前らの勝利は絶望的っぽいが…………どうする?
どうするもこうするもない。
どんな答えが返ってきても俺は必ずこいつらを殺す。
目の前にいるやつはもう弟なのではなく、
相手国の、国王なのだから。
黎離
黎離
ッ…ははっ
でもそれは、
それは、黎離も同じ。
黎離
黎離
ここまで来て下がれって…?
黎離
黎離
そういう思考できんの……尊敬するわ、本当。
国王は……国王は。
国を守るために存在するのだから。
誰が倒れようと、こんなとこで下がるわけには。
………………いかない、のだ。



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