第6話

なにかつっかかるもの
1,971
2021/03/03 15:32
渡辺side





「 そっか。今日大学だっけ… 」


俺は机に置かれた朝食とそばに置いてあった

書き置きを見る。そこには可愛いけど綺麗な文字で


″ 大好きな翔太くん

昨日はありがとうねっ!

また会うの楽しみにしてる¨̮

お仕事頑張って! ″


と書かれていた。


『 ほんとに可愛いよなぁ… って仕事っ! 』


俺は慌てて事務所に向かう。

すると康二がちょっかいをかけてくる。


向井「 あれ、しょった今日は彼女さんと

いちゃいちゃしてたん?笑 」


「 してねぇよ。てかあいつ今日大学だし 」


向井「 そっかー、大変やなぁ。あの子も 」


「 それより若さが眩しいわ… 」


ラウ「 てゆーか早く彼女さんと会わせてよっ!」


深澤「 そうだぞ!俺らの仲なのに! 」


宮舘「 そういえば俺も会った事がない 」


阿部「 え、だてさんも会ってないの?」


「 お前らに会わせたら絶対好きになるもん、、 」


目黒「 いや、今の顔可愛すぎますよ 」


ガチャッ


向井「 あ、逃げたな笑 」


会わせるわけないだろお前らに。

ほんとに絶対好きになるもん。

あなたはみんなに会いたいのかな?、、

すると歩いていた先には真面目に勉強をする

廉の姿があった。


「 あれ、廉珍しいね事務所で勉強なんて 」
(※翔太くん→廉くんの呼び方わからないので
間違ってたらごめんなさい!)


永瀬「 いやそんな事ないですよ笑

でもいつもは楽屋ですね 」


「 あー、うるさかったのね笑 … 」


机の上には廉のノートともう1つノート。

最初はこいつ寝てたんだな、友達に見せて

もらってんのかなと思いきやそのノート文字は

朝見た文字と一致した。


永瀬「 翔太くん?、、 」


「 廉って大学どこだっけ? 」


永瀬「 明治大学です 」


「 そっかそっか 」


明治大学。あなたの通っている大学と同じ大学、、


永瀬「 あ、そういえば今日彼女さんと

偶然講義重なってて会いましたよ 」


『 え? 』


永瀬「 彼女さんナンパされてて困ってたんで

ちゃんと助けました!でも講義寝ちゃって

ノート貸してもらってるんです笑 」


ナンパから助けてくれたのは嬉しいし有難い。

あなたは可愛いからナンパされるなんて

心配だけど、当たり前だ。

でも、ノートを貸すほどの仲なのか?

ていうか隣に座ってたってこと?


永瀬「 それにしてもめっちゃ集中してたし

ノートのとり方綺麗やのに上手いし

さすがですねっ!眼鏡も似合ってました 」


俺は見たことがない。

あなたが眼鏡してるところなんて1度も。

俺が知らない顔を廉が知ってる…


「 そっか。またあなたにも聞いとくよ 」


永瀬「 はいっ!またご飯連れてってくださいね!」


そうやって笑いかけてくれる廉を背中に感じ

廊下を歩いていく。

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