あなたside
「 おおおお!!! 」
『 ちょっと急に叫ばないでよ危ない! 』
「 SnowManの曲がうちの車から… 」
『 あ、ほんとだっ!! 』
向井「 ちょ、前の席怖いからやめてや 」
深澤「 ここ俺のとこ! 」
目黒「 いやここは翔太くんだよ笑 」
深澤「 あれ 」
なんて騒いでいたのにみんなぐっすり笑
お仕事で疲れてるんだろうなぁ…。
でも着いちゃった、用意しなきゃ。
んー…1人でするか!
『 すいません、予約した渡辺ですっ 』
ス「 はい、ではこちらへどうぞ 」
『 よし、お肉と野菜出さなきゃ… 』
向井「 ん、おはよ 」
『 あれ、向井くん起こしちゃった? 』
向井「 ううん、手伝うわ 」
『 えーっありがとう 』
向井「 あなたってさ 」
『 ん? 』
向井「 大阪住んでたんやんな 」
『 え?そうだけどなんで知ってんの? 』
向井「 実はな… 」
『 うん? 』
向井「 実は俺っ
深澤「 気づかなくてごめん!手伝う 」
『 あ、みんなおはよーっ 』
目黒「 なんかすることありますか? 」
渡辺「 俺セッティングするわ 」
『 ありがとーっ! あ、向井くんなんだっけ 』
向井「 いや、やっぱええわ 」
『 ?そっか 』
絶対何か言おうとしてたのに…
まあ言いたくないことかもだし食べ始めよう!
『 お肉ーっ 』
「 かして、俺焼くよ 」
深澤「 いや俺が焼くよ、翔太は食べな 」
向井「 いや俺が焼くで、鉄板系は慣れてるから
」
目黒「 いやいや俺年下だし焼くよ 」
『 んーじゃあ食べ比べしたいな?笑 』
っていったらみんなちょっと揉めながら焼いて
くれる。どのお肉も美味しそう…
「 っておいこの肉買ったの誰だ 」
『 …たつくん 』
「 なんでこんな高ぇの買うんだよ 」
深澤「 翔太のお金だからいいかなって 」
「 てへぺろじゃねえから 」
『 だから言ったのにー 』
向井「 まあせっかくやしええやん 」
向井くんの一言って空気読んでるけど空気
変えてくれるからすごいよなぁ…
なんて考えていたらそれぞれの焼いたお肉が
私の前に並ぶ。
さて、誰のが美味しいかな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!