第43話

遭遇
1,245
2021/03/25 02:03
あなたside

もうすぐ翔太くんとの記念日!!!

料理とかは決まったんだけどプレゼントが…。

美容系のは翔太くんのが詳しいし、

お肌と合わないかもだしな…。

でもアクセ全然わかんないっ!!!

あ、そーだった。

あの人がいるではないかっ!


『 樹くん、わざわざ呼んじゃってごめんね〜 』


田中「 いや全然いいよ 笑 」


私が呼んだのは樹くん。

アクセ詳しそうだしなにより翔太くんの好み

知ってそう!


『 わーアクセサリーってこんなに種類が… 』


田中「 そういえばなんのアクセにするの? 」


『 なんの、とは?、、 』


田中「 ピアスとかネックレスとかブレスとか

色々あるでしょ 」


『 たしかに…そっからだああああっ 』


田中「 まじかよ笑 まー結構回ったし

1回休憩するか 」


『 そーだねっ 』


田中「 はい、コーヒー 」


『 はぁ…匂いで癒される、、 』


田中「 ははっ笑 ほんとあなたってなんか

不思議な感じだよな 」


『 そうかなー? 』


田中「 そうそう笑 そーいえばもう記念日なのか 」


『 そうなんだよーっ。なんか早かったきがする 』


田中「 それほど楽しい1年だったんだろ 」


『 そーだねっ!翔太くんがいてくれたおかげで

ほんとに楽しくて幸せだったなぁ 』


田中「 でも嫌なこともあったんじゃないの? 」


『 やなことあっても翔太くんが最終的に

傍にいてくれたらそれだけでいいかなっ 』


田中「 そっか、 」


私と樹くんはそのあとも翔太くんの褒め合い大会

みたいにたくさん翔太くんとの思い出話をした。

アクセも決まったしあとは帰るだけっ!


『 樹くんのおかげでほんっと助かった! 』


田中「 そりゃよかった笑 」


私たちが家の前に着いたのと同時くらいに

翔太くんが帰ってきて私は咄嗟にプレゼントを

隠した。


『 翔太くんっ!おかえり! 』


「 …なんで樹といんの? 」


『 え? 』


「 なんで? 」


『 えーっと、そ、それは… 』


「 はぁ…言えないならいい 」


『 翔太くんっ! 』


翔太くんの声が、目が怖くて追いかけられなかった。

その気持ちを察したのか樹くんは私をお家に

誘ってくれた。

プリ小説オーディオドラマ