第3話

彼氏の大事な人は
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2021/03/02 13:57
あなたside





「 次なにのもっかなぁ〜 」


『 もう、翔太くん呑みすぎだから! 』


「やだ、まだ呑むのーっ 」


そう、1番張り切っていたのは翔太くんでした。

顔真っ赤にしちゃって5歳児化しちゃったよ、、

かわいいんだよ?かわいいんだけどねっ?!


向井「 しょっぴーもうこりゃあかんな笑

それにしても彼女さんお酒強いんやな 」


『 なんか嫌な予感してあんま呑まなかったので笑 』


向井「 えらいなぁ笑 ん、翔太くん寝た? 」


『 あ、ほんとだ。もー仕方ないんだから 』


向井「 あれ、起こさんの? 」


『 いつもお仕事大変そうだし、寝ちゃった時は

なるべく起こさないようにしてて 』


向井「 ますますいい彼女さんやなぁ!

あ、翔太くん寝たしお酒呑んだら? 」


『 え、でもっ 』


向井「 もし酔っ払っちゃったら俺が面倒見るで? 」


『 ……だったら帰ります 』


向井「 え? 」


そりゃそんな反応しますよね、、

彼の仲良い人なのにこんな態度、失礼

なのはわかってるけど…


『 私、彼のこと好きなんです。

ここに彼がいたとしても寝てるから

実質二人でお酒呑むことになるじゃない

ですか。もし、彼が女の子と二人きりで

会ってもお酒呑むとしても私は

そんなこと、したくないですっ、 』


彼のことになるとわがままになっちゃうな、私。

申し訳なくなって目を逸らして俯く私に

向井さんは笑いかけてくる。


向井「 ははっ笑思ってたよりラブラブやん 」


『 え?、、 』


向井「 俺がここに来たのはな翔太くんが

彼女さんの話してたからやねん 」


『 翔太くんが、、私の話を? 』


向井「 せやねん、まずいつも通りに惚気けててんか」


『 え?い、いつも通り?! 』


向井 「笑笑 そんで俺なんかと付き合ってていい

のかなって言い出してそこからずっと

不安モードでさ。 」


『 … 』


向井「 自分で言うのもあれやけど

俺らアイドルやんか。

だからそんな不安にさせるとか

アイドルに食いついただけの

奴なんちゃうかって思って会わせて

もらってん。疑ってごめんな? 」


『 いえ、、そう思われるのは仕方ありません笑

…でも、でも翔太くんがそんなこと

思ってたんですね。私気づけなかったな、』


だめだ、泣いちゃダメ。

翔太くん以外の男の人の前では泣いちゃダメ。

そう思えば思うほど目から涙が出てくる。


向井「 えっ、ごめんな大丈夫? 」


『 はい、私こそごめんなさい。こんな、、 』


向井「 でもさ、翔太くんほぼほぼ惚気けやで? 」


『 、、え? 』


向井「 練習きつい日も、収録上手くいかんかった

日も楽しかった日もいつでも彼女さん

のこと思い出したり写真みてにやけたり

いっぱい話聞かされたり、、」


『 で、でもっ翔太くんはそういうことしない

タイプな気がします、、 』


向井「 俺らもそう思ってたんやけどな

翔太くん、君のこと好きすぎるみたいやで

やから、、幸せになってや 」


『 向井さん、、 』


そのあと泣き崩れた私と酔っ払った翔太くんを

乗せて向井くんが私たちの家まで車を

運転してくれた。


『 向井さん、ほんとに1人で大丈夫ですか? 』


向井「 もちろんや笑 俺男やからな笑

あなたちゃんも翔太くんのお世話

頑張ってな笑 今日はありがとう。じゃ、 」


『 ちょっと待ってください!、、 』


向井「 え? 」


『 翔太くん、実は向井さんのことはもちろん

SnowManさんのこといっつも楽しそうに

家で話すんです。今日の話聞いてわかり

ました。これからも、、翔太くんを

よろしくおねがいしますっ!、、』


向井さんは恥ずかしかったのか、後ろを振り向き

そのまま手を振って帰っていく。



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