前の話
一覧へ
次の話

第1話

私の彼は渡辺翔太くん!
3,454
2021/03/01 10:40
あなたside





『 翔太くん、起きてくださーい 』


「 んん、もうちょっと…」


『 もう、今日仕事でしょ? 』


「 …ちょっとこっちきて 」


『 しょうがないなぁ 』


そう言って私は彼の元へ抱き寄せられる。

そしてバックハグをされて背中に顔を埋められる。


「 ん、いい匂いする 」


『 んー?お味噌汁の香りかな? 』


「 え、作ってくれたの? 」


『 うん、食べる? 』


「 当たり前でしょっ! 」


そう言って全力笑顔で飛び起きる彼は私の

彼氏の渡辺翔太くん。そう、あのSnowManの

渡辺翔太くんですっ!!!


「 んっ!んまぁい!!!」


『 えへへ〜。今日のは自信作です!』


「 今日の″も″だけどな笑 」


そう言って無邪気に笑う彼はまるで5歳児。

けど実際は私よりも年上くんなのです。


『 今日はどんなお仕事するのー? 』


「 YouTube撮影かな?あと雑誌の取材! 」


『 え!また雑誌出るの?! 』


「 うん、嬉しい?笑 」


『 うれしい!!!また恋愛観覗けるもん笑 』


「 そんなことしなくても教えてあげるよ? 」


『 直接はちょっと恥ずかしいじゃん、、 』


「 あーもうかわいいなー!家出れないじゃん! 」


『 えへっかわいい、えへへ 』


朝から幸せだなぁ、、

でも翔太くんは同棲は苦手らしいから

翔太くんとお家をでたら自分の家に帰らないと

いけないんだよな、寂しいなぁ。


「 あなた?どしたのそんな顔して 」


『 んっ?なんもないよ!

あ、エレベーターきたよ! 』


私たちには珍しい無言の力が続く。

私って可愛くないなぁ…。

こういう時に甘えられるかわいい女の子が

好きなんだろうなぁ…。

そう思っていると急に視界が暗くなって

私の唇に何かが重なる。


『 っ翔太くん?! 』


「 いってきますのちゅ!! 」


『 もお〜! 』


「 ん、やっと笑ってくれた笑 」


『 え? 』


「 だってあなたずっと元気ない顔だったもん 」


『 ごめんね、、寂しかったの 』


「 そっかぁー…。あ、今日一緒に食べに行く? 」


『 いいのっ?! 』


「 うん笑 じゃあまたなっ 」


そう言って彼は頭をぽんぽんしてくれる。

変装してても溢れ出すかっこよさ、、

私の彼は今日もずるいです!、

プリ小説オーディオドラマ