第5話

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2023/11/13 13:29


片付ける物なんてほぼ無いけど、一応



あなた
  ……  

このクローゼットは多少……いや、見られちゃマズイかな。気色悪いって思われるな。

いつ、私の腕や脚が壊れ、取れてしまってもいいように代わりの腕と脚がクローゼットの中に大量に入っている。見た目は人間の腕や脚と同じだから気持ち悪いだろうな、、

クローゼットに南京錠をかけた、私しか知らない四桁の番号を設定した




あなた
  ……設定か~  
あなた
  私の設定がもう少し違ったら  
ポジティブな子になっていたのかな


自分で自分の設定を変えるなんてことは出来ない
困難な事であり、私を造った人でしか出来ないのかもしれない。


あなた
  …私を造った人はどんな人なのかな  
虎杖 悠仁
  よっ!!  
あなた
  うわぁッ!!  
虎杖 悠仁
  ははっ!驚いたっしょ!  
材料買って来たぜ!
あなた
  さ、三人は?  
虎杖 悠仁
  俺、走って来たから置いてきたかもしれねぇ  
あなた
  そ、そっか  
虎杖 悠仁
  つーか部屋めっちゃ綺麗じゃん!  
ほぼなんもねぇな!
虎杖 悠仁
  あ!何クローゼットに鍵掛けてんの!  
もしかしてなんか、あーいう系とか!?
あなた
  いやいや!違うよ!  
人に見られたらマズイものだから!
虎杖 悠仁
  尚更見たくなる!!なぁ!ちょっと!  
言わないからさ!
あなた
  やめて!貴方がやると本当に壊れそう!  


















しばらく経っても三人はまだ来ず、私たち二人は何も喋らず静かにしているだけだ。


あなた
  …三人、遅いね  
虎杖 悠仁
  スーパー出てすぐ走ったしなー  
あなた
  ちょっと、外出てくるね  
虎杖 悠仁
  待って、俺も
あなた
  いいよ、私だけで  
あなた
  呪霊出たとしても大丈夫  
虎杖 悠仁
  …おう、行ってら  
あなた
  うん  
あなた
  ……あ、鍵壊さないでね  
虎杖 悠仁
  分かってる!  







あなた
  ……あれ、ここ何処だっけ…  


どうやら私は迷子になってしまったようだ
迷子になるなんてことはまず有り得ないのに、データに行き先が残っていたはずなのに。何処かで頭を打ってしまった?いや、そんなんでデータの一部が飛ぶわけない。

ドンッと、人とぶつかってしまった
身長は同じくらいだったが雰囲気や足取りが子供っぽかった為、すぐに謝って飴でもあげようかと思った。
あなた
  あ、ごめんなさ
.
  一寸~!君気を付けてよね!  
この偉大な名探偵が大怪我でもしたら
どうするの!
あなた
  め、名探偵ですか?  
.
  そうさ!僕こそ世界が誇る名探偵!  
江戸川 乱歩
  江戸川乱歩だ!  
江戸川 乱歩
  …うーん、君はロボットって感じか  
異能は~……まだ何ともだな
江戸川 乱歩
  自覚しているか?  
あなた
  え、な、何を、ですか  
江戸川 乱歩
  異能力だよ異能!  
異能力があること自覚してるかってこと!
あなた
  し、してないです…そんなのありませんよ  



江戸川 乱歩
  ふ~ん、そう  


ロボットだし、そんなのはない
だって私は



呪術師になるために造られたロボットだったんだから。
久しぶりに造られた場所へと帰ったんだ、他にもロボットがいて、一つの小さな画面にこう書かれていた

呪術師専用ロボット

だと


だから呪力がある


江戸川 乱歩
  ……ロボットだから異能が無いとか思うなよ  
江戸川 乱歩
  君は"一人の人間"と同じ価値を持っている  
江戸川 乱歩
  人間に似たロボットかもしれないが  
君はもう人間だ





江戸川 乱歩
  じゃ!時間あったら横浜の武装探偵社に  
来てねー!バイバーイ

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