第34話

最終戦
936
2020/01/11 23:19
とうとう2対8になった
あなたと陽詩しか残っていない
あなた

陽詩、まずは避けることだけ考えて。相手の枕がなくなったら一個ずつ投げる。それで一個でしか戦えなくなる。とにかく、当たらないことが優先ね

                避けながら小声で話す
陽詩
陽詩
分かった
シルク
シルク
お前らすばしっこすぎるだろ
あなた

あれー?女子に枕一つも当てられないのー!?

シルク
シルク
あったまきた。絶対当ててやる!
あなた

当てれるもんなら当ててみなー!

シルク
シルク
ウザすぎる…
モトキ
モトキ
俺らだって負けない!
私が投げた枕が男子二人に当たる
陽詩
陽詩
すごい!!あなた!!
あなた

よし、この調子で頑張ろ!あと6人

陽詩
陽詩
うん!
女子
頑張れー!!
男子
女子なんかに負けるんじゃねぇぞー
投げた枕が男子に当たり、2対2になった
あなた

はあ、はあ、あと、2人

陽詩
陽詩
はあ、はあ、だね
シルク
シルク
はぁ、お前ら、そんなんで戦えるのかよ
あなた

はあ、はあ、大丈夫

モトキ
モトキ
はぁ、説得力ないよ
あなた

大丈夫だっ、でば、はあ、はあ

陽詩
陽詩
いいから、早く
あなた

いい?陽詩、床に、落ちる前に、何回触っても、それを、取れば、どうってこと、ないん、だからね?

陽詩
陽詩
うん、分かってる
あなた

私達は、こんなんで、負けない

陽詩
陽詩
そう、だね、私達は、無敵
あなた

よし、最後、まで、諦めずに、頑張ろ

陽詩
陽詩
うん!
私が投げた枕がモトキのお腹に直撃するがシルクがギリギリ枕を取る
モトキ
モトキ
うっ…
シルク
シルク
大丈夫!?
モトキ
モトキ
いてぇけど、これくらい、どうってことないよ
シルク
シルク
はぁ!?何言ってんだよ!
モトキ
モトキ
いいから、とっとと、二人やっつけて、勝つよ
シルク
シルク
分かった、無理すんなよ?
モトキ
モトキ
うん
シルク
シルク
よくもやってくれたな、くらぇぇぇぇえええ!
先生
シルク君、何してるんですか!?
あなた

先生!?

先生
枕投げなんてどういうつもりですか!?
陽詩
陽詩
それは…
シルク
シルク
クラスの仲を深めようと思って俺らの部屋に女子を呼んだんです。それで、枕投げがしたくなって…。でも、女子を男子の部屋に入れるなって決まりはないですよね?
先生
ないですけど、だからって枕投げは危ないです。当たったらかなり痛いし、場所によっては保健室で手当てしてもらわないといけないことだってあるんですよ?
シルク
シルク
そうですよね、先生すみませんでした
先生
他の遊びで遊びなさい。トランプは持ってきていいと許可出したはずです
あなた

ありがとう、ございます

先生
よし、じゃあそろそろ食堂に行きましょう
生徒
はーい

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