今回はR-15…?いや、まだ大丈夫か…?な感じなので逃げといた方がいいかもって人はここで戻ってください!
いいですね??
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幸い、すぐ近くに藤の花の家紋の家があった。降っていた雨もいつの間にか止んでいた。
喋っている途中で義勇さんに口を塞がれてしまった。腕を首にまわし、そのまま手で口を覆われた。
俺が喋れないことをいいことに、義勇さんは勝手に決めてしまった。
部屋に通されてから義勇さんに反論した。
今、義勇さんは何と言っただろうか。ここにいてくれ?だんだんと顔が熱くなってくるのが分かる。
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義勇さんが怪我の手当てを受けている間に俺が先に風呂に入り、それから義勇さんが風呂に入ることとなった。
部屋に一人になったところで、寝れそうにもなかったのでゆっくりと先程の任務について考える。
鬼の言っていた俺の欲望は碌なものではなかった。だが、それが俺の本心だと言う。自分が気づいていないだけで、俺の知らない奥深くではそれを望んでいるのだろうか。口ではこれ以上先に進みたくないと言っていながら、心と体は真逆のことを求めているのだろうか。
“まぁいいわ。アタシのやるべきことはやったもの。”
“それじゃあ坊や、楽しい夜を。”
俺は本当に、かかった血鬼術の影響がないと言いきれるのだろうか。影響が“ない”のではなく、“まだ出ていない”のだとしたら……。
―当たりよ、坊や。坊やの夢だった素敵な夜はこれからやってくるの。―
あの鬼の声が聞こえた気がした。
その瞬間、一気に体が熱を持ち始めた。
まずい、まずい、まずい、まずい。熱を持っているのは体の表面ではなくてもっと奥だ。疼いて仕方がない。自分の心に欲が溢れかえってくる。その欲の多さと体の熱に理性が飛んでしまいそうだった。なんとかしなければ。こんな状態になっているのを義勇さんに見られる訳にはいかない。義勇さんが帰って来る前に…。
部屋には二組の布団が敷いてあった。俺はそのうちの一方に潜り込んだ。だが、熱は一向におさまりそうにない。熱は何かを求めるように俺の体の中の奥深く、自分では届きもしないような場所で存在し続けていた。
熱い。苦しい。辛い。意識が飛びそうだ。そして、そんなタイミングで義勇さんが部屋に戻ってきてしまう。
義勇さんは布団に潜っている俺の異変に気づき、こちらに近寄ってくる。
厠に行こうと立ち上がるも、平衡感覚が掴めず倒れてしまう。
義勇さんの青い瞳が動揺の色に染まっていく。俺だけに向けられた心配。俺だけを見つめる深青の光。その色はどこまでも綺麗で………。
プツンと理性の焼ききれる音がした。
梅雨の雲はどこへやら。月光の差す薄暗い部屋の中で俺は、絶対に言ってはいけない人に絶対に言ってはいけないことを口にした。
|・ω・)ノ[終]|・ω・)ノ[終]|・ω・)ノ[終]|・ω・)ノ[終]|・ω・)ノ[終]
えー、まずは皆さんを大変長らくお待たせしてしまったこと、ここにお詫び申し上げます。
ごめんなさい!ほんとごめんなさい!今日パッと見たら前回の投稿が6日前とかになってて( 'ω')ふぁっってなったよね←
さて、R-15と言いましたが、今回はそんなではなかったですね。なんなら次回の方がもっとやばい。それでもR-15なんですけどね。R-18は書けたら書こうかなぁ………………と。語彙力に自信がないのでR-18になるかは分かりませんが。でも、どぎついのを書き始めたらごめんなさいw
ついに灯理くんにかかった血鬼術が発動してしまいました。灯理くんが心の奥底で抱いていた欲望とは…。ついに次回、その欲望が現実となります。そして灯理くんと義勇さんは……。
次回も乞うご期待!!
⭐&♥️&💬 welcome!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。