舞い散るは桜吹雪。











隣では恋人が優しく微笑んでいる。











暖かな春の陽気に包まれて少年は幸せそうに目を閉じる。








1944年、冬。










再び目を開けると、降ってくるのは桜ではなく銃弾
















少年を囲んでいるのは春の陽気ではなく、粗末な作りの一人用戦闘機





















桜と恋人の映像は少年の記憶ではない。少年の理想であった。もう決して叶うことの無い少年の夢。













その時ついに敵軍の銃弾が戦闘機の壁を突き破り、少年の腕を掠める。














次々と打ち込まれる銃弾に少年はすぐに血だらけになる。
















しかし少年は笑っていた。全てを包み込むように優しく微笑んでいた。命の灯火が消えんその時も少年は笑顔を絶やすことをしなかった。

無数の銃弾が打ち込まれたその戦闘機はもはやコントロールすることは出来ない。それでも彼は操縦桿を動かし続けた。












少年がそう呟いたあと、戦闘機は落下を始める。少年を乗せた戦闘機は速度を増しながら敵の艦隊へと落ちていく。

































そして、墜落、炎上した。

































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年号は大正から昭和に変わり10数年。鬼殺隊はなおも夜の静寂に鬼を狩っている。


そんな俺も鬼殺隊に入って5年。階級は柱の次、甲（きのえ）となった。どうして俺が鬼殺隊に入ることになったのか、だって？それじゃあ少し昔話をしようか。











これは俺の最後の5年間のお話。

|･ω･)ﾉ[終]|･ω･)ﾉ[終]|･ω･)ﾉ[終]|･ω･)ﾉ[終]|･ω･)ﾉ 

最初のプロローグだけ、公開します！どうです、どうです？何ヶ月も温め続けてきた物語です！なかなかやばそうなお話な気がしません？‪w‪wめちゃくちゃ長くなりそうで怖いですが、がんばって書いていきたいと思います‪w


今、ルーズリーフ28ページ分←






主人公は英田灯理（あいだとうり）くんという名前の男の子。彼の悲劇的な人生をその命が果てる時まで一緒に覗いていきましょう










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