第2話

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2022/10/25 15:16


 会場に入ると、ほとんどが大人だった
 子供が来るような場所じゃないもんね
 慣れない空気感で、より一層緊張感が増す
 
トンパ
トンパ
君、ルーキーだよね!
トンパ
トンパ
もしかして緊張してる?

 ベンチに座っていると、急に声をかけられた
 馴れ馴れしくてなんか嫌い
あなた
え、はい
トンパ
トンパ
そっかぁ〜、そりゃそうだよね
良かったらこのジュースあげるよ
あなた
あ、ありがとうございます
トンパ
トンパ
君、名前は?
あなた
あなたの下の名前です
トンパ
トンパ
あなたの下の名前ちゃんね、了解
トンパ
トンパ
じゃ、試験頑張ろうな!

 そう言い残すと、ソイツは去っていった←
あなた
はぁ...なんか疲れた

少し話しただけでこんなに疲れる人なんて、生まれて初めてだ
喉が乾いてきて、貰ったジュースを飲もうとした時

キルア
キルア
それ、飲まない方がいいよ
と、隣に座っていた男の子が言った
「いつから居たの君」と言いたくなったが堪える
あなた
え、なんで?
キルア
キルア
毒が入ってるから
あなた
...なんで分かるの?
キルア
キルア
俺、訓練してたから
あなた
あー、なるほど
あなた
教えてくれてありがと。
でも、大丈夫
あなた
私毒平気だから
キルア
キルア
へー、俺も
あなた
奇遇だね
キルア
キルア
だな
あなた
君名前は?なんていうの?
キルア
キルア
俺キルア、12歳
キルア
キルア
そっちは?
あなた
私はあなたの下の名前、15歳。
キルアよりお姉さんだよ
キルア
キルア
でも身長は俺の方が大きいし
あなた
そんなのどーでもいいんですぅー

しょうもない会話をして暇をつぶす
すると前のが少しザワザワし始めた
どうやら、試験官が来たらしい
サトツ
サトツ
それでは皆さん、私についてきてください























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