試験の内容に、会場にいる全員が驚く
なんか裏がありそうで怖い
そう言うとサトツさんは歩き始めた
ペースは、特に速いというわけでもなさそうだ。
キルアがスケボーを指さしながら言ってきた
若干ずるい気もするけど、スケボーに乗っては駄目。とも言われていないし乗ることにした
しばらくして、気づいたことがある。
段々とペースが速くなっているのだ
まだ脱落者はいないようだが、今後一人か二人くらいは脱落していくだろう
10分ほど経っただろうか、
急に視線を感じ、あたりを見渡す
だが、それらしき人は見当たらない
キルアもか。
グイッ
後ろの方に引っ張られた
体には紐なんてかかっていない
どう考えても、人為的だ
キルアは手を伸ばしてくれたが、届かない
ふわっと誰かに抱えられる感覚がして目を開ける
この人はたしか...
記憶を遡る
そうだ、試験番号44番 奇術師ヒソカ。
キルアが関わるなと言っていた人物
あれ、これやばいのでは?
と気付いたがもう遅い
ヒソカの変人ぶりは噂以上だ
嫌われてるのにゾクゾクするとか...
キルアが関わるなって言っていた理由が、今はっきりと分かった
♡♡♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。