第3話

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2022/10/26 10:46



サトツ
サトツ
それでは皆さん、私についてきて下さい












あなた
え?それだけ?
キルア
キルア
なんだ、楽勝じゃん
試験の内容に、会場にいる全員が驚く


なんか裏がありそうで怖い
サトツ
サトツ
では、始めますよ
そう言うとサトツさんは歩き始めた
ペースは、特に速いというわけでもなさそうだ。
キルア
キルア
俺これに乗って行くけど、あなたの下の名前も乗る?
キルアがスケボーを指さしながら言ってきた
若干ずるい気もするけど、スケボーに乗っては駄目。とも言われていないし乗ることにした


しばらくして、気づいたことがある。
段々とペースが速くなっているのだ
まだ脱落者はいないようだが、今後一人か二人くらいは脱落していくだろう







10分ほど経っただろうか、
急に視線を感じ、あたりを見渡す
だが、それらしき人は見当たらない
キルア
キルア
見られてるな
キルアもか。
あなた
うん、視線感じるよね
キルア
キルア
後ろの方だ、多分
キルア
キルア
気をつけとけよ
あなた
言われなくても気をつけr


      グイッ


あなた
うわっ

後ろの方に引っ張られた
体には紐なんてかかっていない
どう考えても、人為的だ
キルア
キルア
あなたの下の名前!
キルアは手を伸ばしてくれたが、届かない
あなた
私は平気だから先行ってて!


ふわっと誰かに抱えられる感覚がして目を開ける

ヒソカ
ヒソカ
やぁ、びっくりしたかい?♡
あなた
え、

この人はたしか...


記憶を遡る
そうだ、試験番号44番 奇術師ヒソカ。
キルアが関わるなと言っていた人物
あれ、これやばいのでは?
と気付いたがもう遅い
あなた
な、なんの用...ですか
ヒソカ
ヒソカ
僕、君にちょっと興味が湧いたんだよねぇ
あなた
いや、困ります
ヒソカ
ヒソカ
えぇ〜♡
あなた
離して下さい、今試験中ですよ
ヒソカ
ヒソカ
僕が運んであげるよ最後まで
あなた
結構です
ヒソカ
ヒソカ
さっきの99番の方がいいのかい?
あなた
貴方よりかは
ヒソカ
ヒソカ
僕、もしかして嫌われてる?
あなた
そーですね、
ヒソカ
ヒソカ
まぁいいさ
そっちの方がゾクゾクする♡
あなた
うげっ...

ヒソカの変人ぶりは噂以上だ
嫌われてるのにゾクゾクするとか...
キルアが関わるなって言っていた理由が、今はっきりと分かった



















♡♡♡

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