□side
家に帰るとまっすーも子供を連れてた
□「えっと……2人の名前教えてくれる?」
♡「ゆうや」
〇「シゲアキ」
□「ゆうやとシゲね、俺は小山慶一郎、慶ちゃんでいいからね」
▽「俺は増田貴久、まっすーって呼んで」
〇「うん……僕達何するの?」
□「何でも、好きなことしてていいよ」
♡「ほんと?殴らない?」
▽「もちろん!」
□「なんかしたいことある?」
♡「わからない……」
□「そっか……」
〇「何が楽しいのかわかんない」
▽「少しずつ楽しいこと学んでけばいいよ」
□「早速明日ショッピングモールに行って子供服見たり、2人のおもちゃ見てこよっか」
▽「2人って年齢はどれくらい?」
♡「えっと……何歳だっけ?」
〇「んーずっと時計とかカレンダーがない場所にいたからわかんないや」
▽「年齢わかんないとな〜」
□「あっ!そういえばエッチしたとき白い液体出る?」
♡「出ないよ?」
〇「何それ」
▽「ならまだ11は超えてないな」
□「学校通ってないから計算とか漢字は書けないし……」
▽「ひらがなはかけるか?」
〇「ひらがな?」
♡「どうだろ?書いたことはない」
▽「よし、今日から文字書く練習するか」
□「今は7月だから来年までに全て書けるようになったら小学校通わせる?」
▽「そうだな」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。