第56話

甘えたいだけ (最終話)
721
2022/03/25 11:41
あなた

一兄~!

一郎
一郎
おうあなた!
一郎
一郎
今日はどうしたんだ?
あなた

少し依頼したくて…

一郎
一郎
依頼?
一郎
一郎
いつもなら依頼っつ〜よりお願いな気がするが…
なんかあったのか?
あなた

ちょっと、三郎に…

一郎
一郎
ああ
そういうことか
一郎
一郎
あなたからの依頼なら断れねぇな
三郎呼んでくるから事務所で待っててくれ
あなた

うん!








―――――――――――――――――――――






三郎
三郎
あなた?
僕に依頼って?
あなた

えっと……いくら出したら引き受けてくれる?

三郎
三郎
値段も何も…内容によって変わるからまず内容を言ってくれないと
あなた

うーん……

三郎
三郎
何か言いづらいことなのか?
あなた

ッ~…/////

あなた

さ、三郎に……ッ…甘えたい!/////

三郎
三郎
・・・え?
あなた

最近…甘えたくても甘えられなかったから…/////

三郎
三郎
ふーん?
なら、最低でも10万は貰おうか
あなた

そんなに!?
でも少し我慢すれば払えるか…

三郎
三郎
あはは!
嘘に決まってるだろ
三郎
三郎
彼女からお金なんて取らないよ
あなたなら無償で僕の腕の中に居させてやるから
あなた

本当!?

三郎
三郎
ほら、来いよ
(手を広げる
あなた

ムギュッ
三郎の匂いだ…スリスリ

三郎
三郎
僕なんだから当たり前だろ? ナデナデ
あなた

えへへ
やっぱり三郎の腕の中が一番落ち着く

三郎
三郎
僕もあなたがここにいると落ち着くよ
三郎
三郎
ドクンッ……ッ…!
(この…体制は…)



----------💭💭💭💭💭💭---------





ドカンッ



一郎
一郎
三郎!!
二郎
二郎
三郎!!
三郎
三郎
一兄…二郎…
一郎
一郎
無事か!?
二郎
二郎
しっかりしろ!
三郎
三郎
ッ!!!!!
三郎
三郎
あなた!!!!


-----------💭💭💭💭💭💭-----------






三郎
三郎
(あなたが僕を庇った時と似てる…)
あなた

三郎?聞こえてる?

三郎
三郎
(いや、でも今は洗脳も解けて僕達と一緒にいるんだから…もうこんな事はないはず…)
あなた

もしも〜し?ねぇ、三郎?

三郎
三郎
(あなたを失うのが怖いのか…?記憶が蘇るって事はトラウマになっててもおかしくな…)
あなた

ペチッ
(両手で三郎の頬を覆う

三郎
三郎
ッ…!?
あなた

もう…やっとこっち向いた ムスッ

三郎
三郎
…ごめん
あなた

顔色悪いけど、大丈夫?

三郎
三郎
……中王区でお前が僕を庇った時のことがフラッシュバックしたんだ…
三郎
三郎
また、失ったらどうしよう…って考えたら不安が止まらなくて
あなた

ナデナデ

三郎
三郎
ッ…
三郎
三郎
……あなた、約束して欲しいことがある…
あなた

何?

三郎
三郎
ギュッ
もう…どこにも行かないで…




三郎は泣きそうな、震えた声でそう言った





あなた

うん、ずっと三郎の傍にいるよ
もう勝手に三郎から離れない

三郎
三郎
ん…
(顔を埋める
あなた

フフフッ もうどっちが甘えてるのか分からないね
(*´˘`*)

三郎
三郎
最初は受け止めてやったんだから次はあなたが僕を受け止める番だ
あなた

はいはい
ナデナデ

三郎
三郎
スリスリ
三郎
三郎
……あなた
あなた

なn…うわっ!






私に甘えてきた三郎に不意に名前を呼ばれたかと思えば








私の体勢を崩してきて気づけば三郎が座っていたソファーに床ドンのような姿勢になっていた








でも三郎はその体制のまま動かなかった







あなた

……三郎?






今の三郎の表情は前髪と影で見えなくなっていて分からない…










数秒経つと、上から水が降ってきた









驚いて上を向くと、そこには頬を濡らして苦しそうな顔で泣いている三郎がいた







三郎
三郎
ッ~……
あなた

三…郎……?

三郎
三郎
ッ…ごめっ……こんな…つもりじゃっ…
三郎
三郎
さっきまでは…我慢出来たのにっ…
あなたに撫でられたら、
止まらなくてっ…





私は下から手を伸ばして三郎を抱き締めた








すると、私の上に覆いかぶさって三郎も震えながら抱き締めてきた






三郎
三郎
僕…あなたがいなくなるなんて…もうやだよ…
あなた

大丈夫
もういなくならないって言ったでしょ?
(頬を撫でる

三郎
三郎
うぅ……
あなた

(まだ治まらないか……)

あなた

三郎、こっち向いて

三郎
三郎
……?
あなた

チュッ…

三郎
三郎
ッ!
あなた

…びっくりした?

三郎
三郎
そ、そりゃあ…びっくりするよ…
あなた

えへへ…だって中々泣き止まないから

三郎
三郎
……ありがと
あなた

不安ならまだこのままでm…

三郎
三郎
チュッ
あなた

ッ……え…?/////

三郎
三郎
お返し
三郎
三郎
大好きだよあなた
あなた

ッ…!
……ずるい/////

あなた

私も、三郎が大好きだよ







それから私たちはどちらからともなくもう一度唇を合わせた














END














--------キリトリ線--------







こんにちは~!









三郎との恋愛小説『日常と恋』完結しました✨








見てくださった方本当にありがとうございます!!









そして一ヶ月ほど更新出来ず、すみませんでした(>_<)💦









中学校を卒業して色々忙しかったのと、ただ単に私が終わらせたくなかったからです‪w










そこで皆さんに選んで欲しいのですが







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