ちむside*
なぜ手紙か!
それは…
恥ずかしくてヌナ に話しかけられないから
手紙ならいいかなって思ったから!
でも手紙の方が恥ずかしいかも///
そんなこんなで手紙の書き方忘れちゃったよ…
そう言ってスマホに飛び付いた僕。
なんて情けないの…ㅠㅠ
「思っていることを伝える」
…え?
それだけ?
アドバイスそれだけ?!
もうくしゃくしゃにしよう!
もう無理だ!
ドアからひょこっと頭を出すヌナ 。
会いたいんだけど今は来ないで!
ほんとに無理だから!!!!
帰って!
僕が死んじゃうから!
「ヌナ のことどう思う?」
少し笑顔がひきつってるような感じがした
ヌナがそんなこと聞くことなんてない。
何かあったのかな?
抱きしめてた。
ヌナは冷たかった。
でも僕の腕をつかむその手は温かい
ヌナをどう思っているか?
大好きに決まっている。
愛しているに決まっている。
でも僕は違う答えを出すと思うな__
僕はヌナ の全てを愛すよ。
笑っているところも
怒っているところも
泣いているところも、
「ヌナの冷たい息のように冷淡なところも。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。