あなた「あ、」
🐰「ん?」
そういってヌナはカバンの中を探り出した
あなた「あった。これ…」
暗い顔で茶封筒を渡すヌナ
🔨「なにこれ?」
ガサガサ
🐭「俺らの写真?」
あなた「そうなんだけど…」
🐥「これって家の中だよね?盗撮…?」
あなた「私が消える前に急に届いたの」
🍴「手紙?」
🐰「内容見てみましょう」
🐥「な…にこれ…?」
あなた「ッ…ごめんね…」
🔨「サセンか…」
🐭「じゃあこの手紙を見てあなたは俺達から離れたわけ?」
あなた「うん」
🐴「でもなんで今戻ってきたわけ?」
🐥「ヒョン!」
あなた「私今頃気づいたんだ」
🐰「何に…?」
あなた「私が守るため離れたらさ」
あなた「皆の体は傷つかない」
あなた「けどきっと心を傷つけてしまった」
あなた「心の傷はなかなか消えてくれはしない」
あなた「だから…私が皆の心を傷つけてしまったのなら…私が責任持って傷を治す…」
そう決めたから────
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!