第14話

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2022/10/10 03:07










結局文化祭はコスプレ喫茶になってしまった




こんな少女漫画みたいなことがほんとにあるんや
















「 はいじゃあ次は体育祭について決めま ー す 」














体育祭はクラスごとに団が別れてて




私たちのクラスは紫団




選抜リレ ー の選手とか




応援団とか決めるらしい








「 選抜リレ ー 走ってくれる人いますか ー ? 」








なんて声掛けても誰も手をあげない














『 高橋くん早いんやから出たらええやん 』




高橋 「 あなた出る気ないやろ ? 」




『 うんやって私足速くないし 』




高橋 「 じゃあ出ない 」




『 え ー 私はかっこいいと思うけどな ー
選抜リレ ー はしってくれる人 』









このままだと決まりそうもなく




永遠とこの時間が続くと思ったから




遠回しにかっこいいという言葉を入れてみた




高橋くんが走れば陸部の早い子も走るだろう




それにほんとにかっこいいと思うしね














高橋 「 じゃあ俺が走ったら俺だけ応援してくれる ? 」




『 一応うちのクラスを応援するけど
高橋くんはもっと応援するよ 』









私がそう言うと高橋くんは手を挙げた









「 じゃあまず1人目は高橋君で 」











そう言うと思った通り陸部の女の子たちが




いっせいに手を挙げた











「 じゃあ私たちも走りま ー す ! ! 」








この子達はめちゃくちゃに足が速い




だから誰も嫌がりはしないと思う












「 じゃあ決定 」












『 高橋くんのおかげで決まったよ
ありがとう 』




高橋 「 あなたのことだけ考えて走る 」




『 ちゃんと走ってくれればなんでもいいよ 』




高橋 「 1位だったらご褒美ちょうだい 」




『 考えとく 』












そういうと高橋くんは




私に抱きついて眠りについた













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