第10話

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2022/09/04 14:10









走って逃げてそのまま保健室










先生 「 あ ー ちょっと腫れてるね ー
白く引っかき傷見たいのもできてるしね 」




『 やっぱりですか 、 、 』












先生に見てもらうと少し腫れてるらしい




うん 、 やってヒリヒリするもん









先生 「 にしても高橋くんファンこわすぎ 」




『 ほんとそれなですよ 、 高橋くんを
自分の所有物だとでも思ってるんですかね 』




先生 「 気持ちはわからんでもないけど
流石にやりすぎよね ー 」











なんて腫れたほっぺたを冷やしながら話した























先生 「 あらもうこんな時間
そろそろ帰りなね ー 」




『 は ー い 』










先生と世間話をしてたらあっという間に日が暮れた
















昇降口に向かう途中




体育館前を通る




今みるともう人は全く居なくて




部活してる人もいないから




相当遅い時間まで話してたんやなと改めて思った














高橋 「 え 、 あなた ? 」




『 高橋くん まだいたの ? 』









動きやすそうな服を着て




首からタオルを下げた高橋くんが




後ろから私の名前を呼んだ












高橋 「 あなた来るかなって思って待ってた 」




『 あ 、 、 ごめん行けなくて 』




高橋 「 別にいいんやけど 、 なんかほっぺ
ちょっと腫れてへん ? 」




『 え 、 まだ治ってない ? ! 』




高橋 「 治ってないってなにが 、?
なんかあったん 、 ? 」










そう聞かれてさっきの出来事を話した












『 やから本当は来てたんやけど女子怖すぎて
逃げちゃった 、 笑 』




高橋 「 あなた 、 、 」








話終わると高橋くんは




腫れてる頬に手を添えた













『 ん ? ど ー したん ? 』




高橋 「 気づけへんくてごめん 、 、 」




『 全然大丈夫 ! もうあんま痛くないし ! 』




高橋 「 許さない 、 そいつ絶対許さない 、 、 」











なんて小さい声で言うから




余計怖いんよ高橋くん












高橋 「 あなたちょっと来て 」












私が高橋くんの後ろをついていくと




高橋くんはバスケットボ ー ルを私に渡してくれた












高橋 「 ちょっとバスケしよ ー や 」




『 私できひんよ 、 ? 』




高橋 「 俺が教える 」












そう言い高橋くんは私の後ろに回り




私の手ごとバスケットボ ー ルをかまえた










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