第4話

#4
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2019/10/07 14:24

まさか翔くんが浮気するとは思ってもなかったし



今でも信じたくはないけど、



でも、






これは 浮 気 ではないのだろうか


そう思った私は少し乱暴に彼の手をほどき


寝ている彼に向かって大声で問い詰めた。



『ねぇ翔くん?まりってだれ!!?』



すると彼はゆっくりと起きて、


「…ん?あ、あぁおはよう。あなた」



『いや、おはようじゃなくてさ!まりって
誰って聞いてるの!!』



「まり……?」



『そう、まり!!』





『さっき翔くん寝言でまりって言ったり言いながら抱きついてきたりしたんだよ!?』


まだ眠たそうに欠伸をしている彼に向かって


私はひとり、朝から大声を出している



『ねぇ翔くん浮気してるの?』


私は少し悲しくなって涙目になりながら言った。



「……は?浮気なんてするわけn」
『だったらなんで寝言でまりなんて言いながら私に抱きついてくるの……!??』


『しかも2回も!!』


「……それは」



『言い訳なんて聞きたくないよ!!私の事嫌いならそうやってはっきり言ってよ!!私だってもう若くないし結婚も意識し始めてる歳なんだしさ!!』



うわ…… 勢いに乗って結婚のこと言っちゃった……。


どうしよう。


なんか私重くない? てかウザくない?



でももう止まれない。


言いたくないことばっかり口から出てくる。



「……てか急に意味わかんねーんだけど?」



そりゃそうだよね。


起きてすぐそんな事言われても理解できないよね


「そりゃ俺も悪かったけど寝言ぐらいで…」



『…寝言ぐらい?なんでそんな簡単に言えちゃうの』



『翔くんに私の気持ちなんてわかんないよ、』



「だからっ」



『もういいよ!!ほっといて!!』


『もう、翔くんのばかっっ………!!』

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