第27話

21Q

2,226

2021/01/27 22:03

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

それは…

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

オレのサイコーの友達っス

笠松

オイ！そーゆーこと聞いてんじゃねぇよ

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

ははっ…冗談スよ‪w

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

純白っちは帝光バスケ部の
｢幻の7人目（セブンマン）｣純白あなたっスよ

笠松

｢幻の7人目（セブンマン）｣…ってもしかして、
試合記録がほんの少ししか残ってないのにも関わらずその記録が残ってる5分の間に1人で30点入れたっていう
｢幻の7人目（セブンマン）｣か？

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

そうッスよ‪w
よく知ってるじゃないっスか

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

ちなみに、オレ、まだ純白っちに
one on oneで1回も勝ったこと
ないんスよね

笠松

オマエにも勝てないヤツいたんだな

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

そりゃそうッスよ
オレをなんだと思ってたんスか

笠松

いや、どう思ってるっつか
｢キセキの世代｣はスゴいからな

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

オレ、その呼ばれ方キライっス

笠松

あっスマン
まぁとりあえず気分変えてこうぜ！

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

はい笑

審判

誠凛メンバーチェンジです！

純白あなた（ましろあなた）

マーク黄瀬だったんスけど、
火神に代わってもらったんで
火神がついてた人っス

水戸部凛之助（ﾐﾄﾍﾞﾘﾝﾉｽｹ）

ｺｸﾝ

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

えっ…
なんでベンチ戻るんスか
純白っち…

純白あなた（ましろあなた）

今の自分がどのぐらい出来るか
確かめたかったから…

純白あなた（ましろあなた）

ってのは嘘で‪w
黄瀬を本気にさせたかったから

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

え…

純白あなた（ましろあなた）

テツにも言われたかも知んないけど、
本気で来てくんないと勝っても
嬉しくないからね(ニコッ

純白あなた（ましろあなた）

まぁ 負けそうになったら
出てやるから安心して〜

純白あなた（ましろあなた）

だからオレを出せるように頑張ってね〜

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

はいっス！

純白あなた（ましろあなた）

大我〜、黄瀬、強いから点差開かれないように頑張ってね〜

火神大我（ｶｶﾞﾐﾀﾞｲｶﾞ）

っかってるよ

純白あなた（ましろあなた）

はいはい‪wその意気だ！

火神大我（ｶｶﾞﾐﾀﾞｲｶﾞ）

くっ…………………

キ　キュッ

・






・

バラッ）黒子のボールがスティールされる

海常レギュラー）なるほど…
　　　　　　　　少しずつ慣れてきたかも…

誠凛ベンチ）くそ…ジワジワ…差が開く…

・





・

バシッ！）黄瀬が火神のダンクをカットした音

審判

アウト・オブ・バウンズ!!　白ボール!!

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

…そろそろ認めたらどうっスか？

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

今のキミじゃ｢キセキの世代｣に挑むとか10年早えっスわ

火神大我（ｶｶﾞﾐﾀﾞｲｶﾞ）

なんだと…！？

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

さっき純白っちの言葉聞いてわくわく
してたんスけど、ガッカリっスわ

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

この試合もう純白っちが
出てこないかぎり、
点差が開くことはあっても、
縮まることはないっスよ

黒子テツヤ（ｸﾛｺﾃﾂﾔ）

…………！

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

チームとしての陣型（フォーメーション）や戦略以前に
まずバスケは｢体格（サイズ）のスポーツ｣
誠凛（キミら）と海常（ウチ）じゃ
5人の基本性能（スペック）
が違いすぎる

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

唯一対抗できる可能性があったのは
純白っち除いてキミっスけど
大体の実力はわかったっス

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

潜在能力（ポテンシャル）は認める
けど、オレや純白っちには及ばない
キミがどんな技をやろうと見れば（・   ・   ・）オレはすぐ倍返し出来る

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

まっ…現実は甘くないってことっスよ
早く純白っちとやらせてくださいっス

火神大我（ｶｶﾞﾐﾀﾞｲｶﾞ）

く…っ

火神大我（ｶｶﾞﾐﾀﾞｲｶﾞ）

クックック………ハッハ
ハハハハハハハハハ…！！

黄瀬涼太（ｷｾﾘｮｳﾀ）

………？

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第28話 22Q

おにおん

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。