「ねえ、タクヤってさ」
珍しく今日はタクヤと朝早くに二人っきり
実は前々から気になっていたことを聞こうと思う
拓「なに?」
「タクヤって目黒区出身でしょ?」
拓「そうだけどどうした?」
「目黒のさ、○○小学校だった?」
拓「そうだけど?」
「やっぱり!
小五かな?それくらいの時さ、小一の子にサッカー教えてた?」
拓「教えてたけど?」
「あ、やっぱそうなんだ!」
拓「え、は?え、なんで知ってんの」
「教室のベランダのところに飛んできたボールを取りに来た人がタクヤの小学生の時の写真の人にそっくりだった」
拓「え、マジ?
お前の小学生の時の写真見して」
「ん?これ」
拓「見たことあるわw」
「やっぱ一緒?」
拓「あ、卒アルの写真でさ、昼休みん時の写真でツーショ撮ってるわw」
「うそ!!!」
拓「ほんとほんとw」
「ビックリw」
拓「www」
がちゃ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。