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第5話

【受験番号】
受験生の、歓喜余った悲鳴のような声が響き渡る。  

受験番号が書かれた紙の前には多くの人集り。

私の受験番号は1237。

1000から書かれている紙を順に見ていく。


1232、1233、1234、1236、____。


「あった...」

紙の一番下、1236の下にあった。

1237。それは私がこの高校に入れることを証明していた。

受かった。受かった。

ふつふつと喜びが湧いてきて、なんとも言えない感情が駆け巡る。

怖い、心配だ、頑張ったけど、高校生になれないかも。

そんな心配を打ち砕いた。

よかった、安心した、頑張ったもんね、高校生になれる。

この1年間、全てが肯定されたような、そんな気持ち。

「翼咲ぁー!!」

お姉ちゃんが、私の肩を揺さぶる。

「あったよ、あった。」

「翼咲、頑張ってたからね」

「よかったね」

「うん、よかった」

午後からは入学者向け説明会。

勿論、この学校に入れなかった子もいる。

あまり声を出して喜べる場所では無い。

けれど、この学校、この校舎、この場所がこれからの私の学び舎なのだ。