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第2話

【卒業】
思えば代わり映えのしない学生生活だった。

6時間授業の時には溜息をついたり、お昼休みには友達と喋ったり、授業中は時計とにらめっこしたり。

何処の学生も皆、経験したであろう、そんな3年間だった。

少し早い卒業アルバムを貰って、卒業式が近付いてくる事に寂しさと、少しの希望持っていたっけ。

皆、受験だってバカ騒ぎしてたっけ。

卒業式まで復習の授業が続いて、今までと変わらない日々を送って、あっという間に卒業式。

朝から両親が慌ただしく準備をしていて、卒業式なんだと実感した。

名前が呼ばれて、卒業証書が渡されて、ふるさとを歌って、卒業式は呆気なく終わって。

なんの後味も無く。 大泣きする友達と写真を撮って、家族でご飯に行って____。



味のないガムの様だった3年間だった。


それでも、私には沢山の想い出があった。

私は今日、中学校を卒業した。

それらを裏付けるように、やわらかな春風が私の頬を撫でた。