第20話

騎馬戦の決着
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2024/02/25 01:54

騎馬戦終了まであと1分を切った時、焦凍のチームが目にも止まらない速さで、緑谷くんから1000万ポイントを奪った。





そして、緑谷くんはそれを必死に取り返そうとする。





焦凍たちは、あとは逃げ切れば勝ちだから、無理に戦う必要はない。






「やったじゃんあなた」





「お前の兄貴のチーム、すげぇな」





「まだ分かんないけど、今のは本当にすごい」





あなた「・・・まぁ、焦凍がやったことじゃないけど、そのメンツを選んだ焦凍も、すごいとは思う」





「素直じゃないなぁ」





その自覚はある。それと、焦凍がここにいたら、きっと嫌な気持ちになるだろうってことも。





でも、なんて言えばいいのかわからない。











なんて言えば焦凍が喜ぶのかも、私は知らない。






「あ、見て」





「予選1位の奴、向かってった」






その声に反応して会場を見ると、緑谷くんが焦凍に真正面から向かって行っているところだった。





今まで使わなかった個性を、焦凍に向けて放とうとする。








あなた「___あ、」








緑谷くんに対抗しようとして、焦凍が、















左側 ・ ・を、使おうとした。







実際には、緑谷くんは焦凍には当てず、体制を崩してハチマキを奪った。






でも、取ったのは1000万ではなく、70ポイントのハチマキだった。






「あー、惜しー」





「一筋縄じゃ行かないってことだな」







焦凍は呆然としている。






左側を、使おうとしてしまったから。







あなた「・・・焦凍」






爆豪くんが割って入って来る。






三つ巴になりかけた、その時






マイク「TIME UP!!!」






騎馬戦が、終了した。






結果は、焦凍のチームが1位、爆豪くんのチームが2位、そして心操くんが3位、4位は、なんと







マイク「4位緑谷チーム!!」







緑谷くんのチームだった。








以上4組が最終種目への出場が決まり、騎馬戦は終了した。






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