凛に抱きいめられている優羽………………
だったが、凛はいきなり顔を上げ冷たい顔をした
優羽は震えた声で後ずさりし、凛は優羽に迫りながら……
と言ってるつもりだが、震えすぎて声が出ていない
『ボカっ』凛がカバンで叩かれる
凛は帰った
暦が俯いてる優羽の顔を覗き込むと、優羽の顔は真っ赤だった
優羽side
((ドクン、ドクン、ドクン、/////))
そ…そうだよ
さっきのは…
凛くんなりの鉄槌だったんだ
グズグズ泣くヘタレな私に
あぁ、もう
本当私ってゴミだ
凛くんを怒らせてしまったのに…
なのに……
・
・
・
(いつもの癖が出る)
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・
・
凛くんの腕の中の熱さが………
全身から離れない
そのころ、、、
凛はあの後近くのファミレスで悩んでいた
蛍太ファミレス到着
蛍太は深刻な顔で凛を見つめる
蛍太は固唾をのむ
…
恥ずかしさのあまり顔を手で隠す
蛍太は腹が立った様子で、''厄介な恋人の対処法''という本を読んでいる
……と、焦って、自分の髪をわしゃわしゃする
凛は顔を真っ赤にして……
凛は万遍の笑みで……
NEXT▹▸ 凛の熱
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。