いつもの奴らとは…医師達を意味する。
いつも参加している医者達は来いという命令だ。
トイレで何があるか、女子達は興味が無い。
確かに知っている女子もいるかもしれない。
だが、口に出そうなんて思わない。
──チャイムが鳴る
彼ら四人を含み男子たち10数人は男子トイレへと入っていった。
牧田…クラスに居るであろう。
いじられキャラ。
ぽっちゃりといつよりデブだ。
性格は面倒くさい。
男子や女子はほぼ嫌っている。
チャイムが鳴る。
学級委員だから声をかけないといけない。
だが、男子がほとんど居ない。
男子がずらずらと教室に入ってくる。
その最後に小城雅也がいた。
ベルトを右手に持ちネクタイを左手に持っている。
ワイシャツのボタンは第三ボタンぐらいまで空いている。
ズボンもしわだらけだ。
隣の席の齋藤幸軌に聞いてみた。
あっさり流されてしまった。
先生が教室に入る。
おねがいしまーす。
この声はほとんど男子の声だった。
今日の罪人
“小城雅也”
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!