眞榮城一華と齋藤幸軌は週末、買い物に行くことを約束し駅前で待ち合わせしていたところである。
眞榮城はいつも以上に可愛らしい服装で。
齋藤はいつもとほぼ変わりない姿でいる。
ふたりはエスカレーターに乗り、4階へと向かった。
奥に入っているLoftに足を運ぶ。
斎藤の手首にはロレックスの時計。
服も靴もバックもブランド。
彼の家は父が会社経営者と学校でもかなり有名だ。
だからか、こんなに巫山戯ていても頭はとてもいい。
眞榮城と斎藤は服屋に向かう。
だが、店の前で。
眞榮城は斎藤が選んだ服を買い、ランチを食べる約束をした。
見るからに高そうなお店だったため、眞榮城は安いところを進める。
ふたりは店に入り注文する。
店内は最上階と言うこともあり、全面ガラス張りで景色も綺麗だ。
テーブルの上にあったはずの伝票がなくなっていた。
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新たな悪夢が始まる。
次の計画
“風早南”
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。