前の話
一覧へ
次の話

第21話

計画
528
2018/07/30 23:06
眞榮城一華
こ、幸軌っ!  …おはよう。
齋藤幸軌
おはよ、一華。
眞榮城一華と齋藤幸軌は週末、買い物に行くことを約束し駅前で待ち合わせしていたところである。
眞榮城一華
どうする?雑貨から見にいく?
齋藤幸軌
だね。
東急とかLoftとかあるから、そっち行こうか。
眞榮城一華
うん
眞榮城はいつも以上に可愛らしい服装で。
齋藤はいつもとほぼ変わりない姿でいる。
ふたりはエスカレーターに乗り、4階へと向かった。
奥に入っているLoftに足を運ぶ。
眞榮城一華
こーいうの見てて楽しいよね
齋藤幸軌
俺も。
眞榮城一華
このシャーペン見て!!
めっちゃ曲るんだけど笑
齋藤幸軌
ほんとだw
斎藤の手首にはロレックスの時計。
服も靴もバックもブランド。
彼の家は父が会社経営者と学校でもかなり有名だ。
だからか、こんなに巫山戯ていても頭はとてもいい。
眞榮城一華
服も見にいきたいんだけどいいかな?
齋藤幸軌
いいよ
眞榮城と斎藤は服屋に向かう。
だが、店の前で。
齋藤幸軌
ここでいいの?
こっちにしたら?
眞榮城一華
そっちは高いから…
こっちでいいよ。
齋藤幸軌
そうか?ならいいけど。
眞榮城は斎藤が選んだ服を買い、ランチを食べる約束をした。
齋藤幸軌
こことかは?
眞榮城一華
美味しそうだけど、フードコートでいいんじゃない?
見るからに高そうなお店だったため、眞榮城は安いところを進める。
齋藤幸軌
いや、奢るからいいよ
眞榮城一華
そんなの悪いよ。
齋藤幸軌
いいからさ、そういう場面を俺にくれよw
眞榮城一華
うん…
ふたりは店に入り注文する。
店内は最上階と言うこともあり、全面ガラス張りで景色も綺麗だ。
眞榮城一華
やっぱり私も払うよ
齋藤幸軌
ごめん、もう払ったわ。
テーブルの上にあったはずの伝票がなくなっていた。
眞榮城一華
じゃあ、お礼ぐらいさせて?
齋藤幸軌
じゃあ、この後も一緒に過そ?
眞榮城一華
うん///
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
風早南
もしもし?
─────ちゃん?
おねがいがあるんだけど──
新たな悪夢が始まる。

























次の計画

“風早南”

プリ小説オーディオドラマ