第142話

142
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2021/04/18 11:50
抱き合う2人の間で震えるテヒョンのスマホ。

ブーーーーっブーーーーっブーーーーっ


2人は気まずくなり、離れる。


慌ててスマホの画面を確認するテヒョン。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
マリアヌナだ…
教会から一旦外に出て、電話にでる。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
📞ヨボセヨ?はい、はい、
 ここは…教会です。
 今、ノウルさんも偶然一緒になって…
 はい、わかりました。
 位置情報送ります。
 はい、すみません。
電話を切り教会の中へ戻る。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
マリアヌナが、
ここまで迎えに来てくれるそうです。
ノウルさんもまだ、
SNSで騒がれてるみたいなので、
一緒に送ってくれるそうです。
(なまえ)
あなた
わかりました。
すみません私まで。ご迷惑おかけして…
神父
おや?まだおられたのですね?
失礼しました。
お邪魔しましたね。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
いえ、雨もやんだようですし、
もう出ます。
ご迷惑おかけしました。
タオルも助かりました。
(なまえ)
あなた
ありがとうございました!
神父
そんなに急がなくても…
あなた達?ツインレイって知ってますか?
これは、宗教等とは関係なくて…
ただ、ツインレイとは元々1つの魂でね、
互いがどこにいても気になるし、
求めるし、離れず、
いつの間にか引き合ってしまうんですよ。
例え、何があろうともね…
何となくお二人はそんな風に見えたので…
単なるじじぃの戯言たわごとだから、
信じるも信じないも自由ですがね…
では、また…
神父はそれだけ言うと
畳んで置いてあったタオルを持って、行ってしまった。
(なまえ)
あなた
ツイン…レイ…
ブーーーーっブーーーーっブーーーーっ
テヒョン(V)
テヒョン(V)
あっ、マリアヌナです。
行きましょう…
外に出るとマリアの車が止まっていた。

2人は車に乗り込む。
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
ちょっと、テヒョンア!!
まったくウンジのやつに何はめられてるのよ!
事務所にあんたの事で、
問い合わせが殺到して大変なのよ?
あーっ!!もう!!
どうしてあんた達の回りは
ろくな女が居ないのよ!
あなたしかまともなの居ないじゃないのよ!!

テヒョン(V)
テヒョン(V)
ちょっ…マリアヌナ!!
ノウルさん居るんですから!
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
え?あぁ、ごめんなさいね、ノウルさん。
ホント!!しょうもない奴らばっかりだから、
あなたも居なくなっちゃったのよ!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
落ち着いてくださいって!!
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
わかってるわよ!!
わかってるけど…
あたしだってあなたに会いたいのよ!
あなたがいたらこんなことにもなってないし、
テヒョンア!あんただって、
そんなにならなかったはずでしょ?
テヒョン(V)
テヒョン(V)
マリアヌナ…
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
あんた達に八つ当たりしても
仕方ないのもわかってるけど…まぁいいわ。

テヒョンアはみんなスタジオで待ってるから、
先に降ろすわ!
ノウルさんは、そんな濡れてたら風邪引いちゃうわ!
一旦うちにいらっしゃい!
(なまえ)
あなた
私はこのままで大丈夫です!
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
あら、
あたしの言うことは
聞いといたほうが良いわよ!
(なまえ)
あなた
で、でも、本当に大丈…
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
マリア(スタイリスト&メイクヌナ)
あ!着いたわ!
テヒョンア、みんなに宜しく!
それと、どうにかしないと、
army達も悲しむわよ!
大丈夫!ミンウがいるから、
何か考えてくれるわ!
じゃあね!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
ノウルさんを、お願いします。
テヒョンが、車を降りると、マリアは車を発進させた。

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